ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は12日(日本時間13日)、敵地でのシアトル・マリナーズ戦のスタメンから外れた。
◆大谷翔平、9試合連続スタメン外れる 前日は“急転”回避で出場なし、代打で復帰は見られるか
■新リードオフマン・シャヌエル
エンゼルスは9試合連続でスタメンから外れた大谷の代わりに、直近では若手選手を積極的に起用し、チームの3連勝に繋げている。
「1番・一塁」のノーラン・シャヌエルは今年のドラフト1巡目(全体11位)で入団し、8月18日(同19日)のタンパベイ・レイズ戦で異例のスピード昇格を果たした21歳。22年ぶりの球団記録更新となるデビューから10試合連続安打を記録した。
シャヌエルは前日の同戦では今季4度目のマルチ安打をマーク、同点で迎えた延長11回には勝ち越し後の追加点となる適時打を放っている。
「2番・遊撃」のザック・ネトーは2022年のドラフト1巡目(全体13位)で入団。今年4月15日(同16日)のボストン・レッドソックス戦でメジャーデビューを迎え、堅守巧打の遊撃手としてコンスタントに出場。6月には3本塁打を含む月間打率.355、OPS1.154と大谷に次ぐチーム2位のスタッツで貢献した。
約1カ月ぶりの復帰となった前日の同戦は無安打に終わるも2四球で出塁。今季ここまで68試合に出場し、打率.237、8本塁打30打点の成績を残している。
■オホッピーは直近4試合4発
現在のチーム3連勝の立役者と言えばメジャー2年目の23歳ローガン・オホッピーだろう。前日の同戦では2打席連続アーチを放ち、5打数3安打2本塁打3打点と活躍。前カードのクリーブランド・ガーディアンズ戦では2試合連続アーチを放つなど、直近4試合4発と躍動している。
昨季は球団史上最年少の開幕戦捕手デビューを飾ったが、左肩の負傷で長期離脱。8月に復帰し、出場は5試合のみだった。今季はここまで35試合に出場し、124打数30安打の打率.242、10本塁打22打点。この日も「4番・捕手」でスタメン出場する。
「9番・右翼」には8月2日(同3日)のアトランタ・ブレーブス戦でメジャーデビューした23歳のジョーディン・アダムスが入り、ラインアップには「アンダー23」の選手4名が連ねた。
今季のエンゼルスは大谷翔平、マイク・トラウト、アンソニー・レンドンと主砲の離脱が相次ぎ、8月以降もマット・タイス、ルイス・レンヒーフォらも負傷者リスト(IL)入り。プレーオフ進出へ絶望的な状況下で、8月にはルーカス・ジオリトやハンター・レンフローら主力5選手を放出するなど、厳しいチーム事情の中、チャンスを掴んだ若手選手たちが奮闘している。
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文●SPREAD編集部