「ぐにゃぐにゃして……」堀口恭司、神龍誠戦を回顧 “RIZIN史上初”の2階級制覇も「ベルトは付録」と持論

 

「ぐにゃぐにゃして……」堀口恭司、神龍誠戦を回顧 “RIZIN史上初”の2階級制覇も「ベルトは付録」と持論
(C)RIZIN FF

総合格闘家の堀口恭司は12月31日、さいたまスーパーアリーナで行われた「にゃんこ大戦争 presents RIZIN.45」で神龍誠に2ラウンド一本勝ちを収め、初代フライ級王座を獲得した。

試合後には、元RIZINガールの川村那月さんをリング上に招いた上で、「結婚してください!」と公開プロポーズ。川村さんのOKで成功し、ファンの祝福に包まれた。

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■「ベルトは付録という考えなので……」

大晦日にRIZIN史上初の2階級制覇を達成した堀口が、自身のYouTubeチャンネルを更新。

神龍誠戦の振り返りを含んだ大会当日の密着映像をアップした。

試合後は、「おめでとうなど聞きたくない!試合が終わったら普通の人なので」と笑いながらカメラマンのお祝いを一蹴した堀口。控室でもマイペースな堀口だったが、試合のときとのギャップを指摘されると「試合の時は無になるので。あんまり感情を出すと疲れたなぁとか出ちゃうので、無になってやるんですよ。機械的に」と語った。

堀口はRIZIN史上初の2階級制覇を達成したことについては「すごみが分からない」とし、シュートボクシングから4本目となるベルト獲得にも「別に興味ない」と、タイトル獲得には特別大きな価値を感じていない様子で、弁当を食べ続けた。

朝2時45分にホテルに到着した堀口は、「試合が終わったら一般人だから……人が何と言おうと関係ない」と、完全にオフモード。部屋に戻るとサポートメンバーへの感謝を伝え、神龍戦の振り返りを行った。

「ベルトを獲ったというよりは、一試合しっかり勝ったという感じ。ベルトは付録という考えなので……あんまり関係ないかなと」とぶれずに語り、「神龍くんは凄い寝技が上手かったですね」としつつも、「自分は寝技とか全体的なスキルをアップのためにアメリカに行ったので、何も怖くなく、普通に対処できました」とした。

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神龍は身体の柔軟性に富んだ選手とされているが、「ぐにゃぐにゃして……固めづらい選手」と実際に対戦した際の感想を述べた。

また、試合中はセコンドからは「バックとりすぎ」と注意を受けていたことを明かしたが、一貫して「全然焦りはなかった。練習でやっていることがすべて」とし、「打撃でいくプランだったが、寝技が自分のほうが上だと思っていたので、どのポジションを取られても対応できると思った」と余裕をもって臨んでいたと振り返った。

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(A.Kudo/SPREAD編集部)