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「空気を読め」負けても笑顔のクリンスマン監督に批判 今週末はプレミアでソン・フンミンvs. 三笘薫の“日韓対決”実現か

 

「空気を読め」負けても笑顔のクリンスマン監督に批判 今週末はプレミアでソン・フンミンvs. 三笘薫の“日韓対決”実現か
韓国代表、エースのソン・フンミン(C)ロイター

カタールで開催されている「AFCアジアカップ2023」は6日、準決勝1試合が行われた。韓国代表(世界ランク23位)はヨルダン代表(同87位)に0-2で敗れ、64年ぶりの優勝を目指した戦いは幕を閉じた。

試合後、ユルゲン・クリンスマン監督は辞任を否定したが、解任論は強まっており、予断を許さない状況だ。今週末はプレミアリーグで韓国代表FWソン・フンミンと日本代表MF三笘薫が激突するトッテナムvs.ブライトンが組まれており、ここでの“日韓戦”に注目が集まっている。

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■枠内シュート0本の衝撃敗戦

準々決勝まで4試合連続で後半アディショナルタイムにゴールを決めるなど、驚異的な粘りで勝ち進んできた韓国だったが、ついに力尽きた。

韓国はここまで5試合8失点と守備に不安を抱えており、さらにヨルダン戦ではディフェンスリーダーのキム・ミンジェ(バイエルン)を出場停止で欠き、苦しい布陣を強いられた。

0-0で折り返した試合は、後半8分に動いた。MFパク・ヨンウ(アルアイン)のバックパスが自陣で相手にカットされると、ショートカウンターからFWアル・ナイマトに先制点を許した。同21分にも敵陣でパスを奪われると、その流れから追加点を喫した。

懸念されていた守備だけでなく、攻撃面も精彩を欠いた。ボール支配率こそ約70%を記録したが、シュート数は8本で枠内シュートは「0」に終わった。

ボールは握るものの最前線のソンにはパスが入らず、完全に孤立。MFイ・ガンイン(パリSG)も懸命に走り回ったが、効果は限定的だった。

完敗に終わった韓国・クリンスマン監督は試合後、「非常にがっかりしているし、怒りを感じる。もっといい試合ができたはず。失点する時はいつもミスからだ」と悔しさを見せた。

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■「まずは分析」辞任を否定

また、自身の進退について問われた同監督は「何もプランはない」と辞任を否定。「まずはチームとともに韓国に戻って今大会を分析しないといけない。何が良かったのか、何が良くなかったのか、協会と話し合うつもりだ。我々にはたくさんの仕事が待っている。それ以外のことは何も考えていない」と前を向いた。

しかし、韓国メディア『スポーツソウル』が「クリンスマンの無能な指導力で優勝を逃した」と伝えるなど周囲の目は厳しさを増している。さらに、同監督は敗退決定後、ヨルダンの監督やコーチと笑顔で握手し、言葉を交わしていた。選手たちが涙を流し、ピッチで倒れ込んでいる姿とは対照的な表情もファンの神経を逆なでし、SNSなどでは「笑っている場合か」「空気を読め」という声が飛んでおり、解任圧力は強まっている。

一方、日韓代表が姿を消したことで、今週末のプレミアリーグ第24節トッテナムvs.ブライトンにソンと三笘が出場する可能性が高まり、アジアを代表する2人の直接対決に期待を寄せるファンも少なくない。アジア杯で実現しなかった“日韓対決”に注目が集まっている。

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文●SPREAD編集部

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