Advertisement

【マーメイドS/追い切り診断】伏兵上がり馬に“高評価” 名門厩舎の期待大「久々をまったく感じさせない動き」

【マーメイドS/追い切り診断】伏兵上がり馬に“高評価” 名門厩舎の期待大「久々をまったく感じさせない動き」

第29回マーメイドS(16日/GIII、京都芝2000m)には、福永祐一厩舎の管理馬で川田騎手が手綱を取るエーデルブルーメ、西塚騎手で人馬とも重賞初Vを目指すホールネス、重賞連勝を狙うコスタボニータらが出走予定。

本記事では、出走各馬の追い切りを診断し「S」「A」「B」の3段階で評価した有力馬や穴馬をピックアップ。ここでは「ホールネス」を取り上げる。

◆【マーメイドステークス2024予想/追い切り診断】最高評価「S」は想定2桁人気の“穴馬” 見た目も数字も文句なしで「大駆けの可能性十分」

■ホールネス

PR

UMAJIN競馬サロン2024春のキャンペーン

【中間調整】アイルランド生産のマル外馬で、父は仏ダービーにあたるジョッケクルブ賞勝ち馬ロペデヴェガだ。体質に弱さがあったようでデビューは3歳4月。新馬戦は終わっており、既走馬相手の未勝利戦でアタマ差2着だった。そこからは未勝利戦、1勝クラス、そして前走の2勝クラスと休みを大きく取りつつ3連勝。前走時で524キロと大型な馬だが、近2走いずれも休み明けでポン駆けできているあたりポテンシャルは相当高そうだ。

前走後はまたひと息入れて、軽ハンデで走れるマーメイドSで初の重賞へ挑むことに。5月上旬から坂路とCW併用でじっくり時間を掛けて乗り込まれており、基礎固めが進んでいる。レースが近づいた1週前追いは疲労を残さないよう負荷の少ない芝コースで単走。芝で見栄えがするのを差し引いても、伸びやかに体を使えており、大型馬の久々をまったく感じさせない。

【最終追い切り】1週前追いで猛時計を出しており、レース当週は芝コース終い重点で不動の主戦・西塚騎手との意思疎通を深めるような内容となった。序盤はリズム重視で入り、直線半ばから促されると1週前以上に体を大きく使って鋭く加速した。

【見解】じっくり手元に置いて乗り込まれており、名門・藤原厩舎がこの馬に懸ける期待はかなり大きそう。近2走は1週前CW→最終芝という調整で来ていたが、今回は2週前CW→1週前芝→最終芝。パターンチェンジがどうかも、今回は調整が順調ゆえCWで負荷を掛ける段階が早めに終わり、芝での微調整により時間を割けた……といい方に解釈できる。

西塚騎手にとっては昨年急遽鞍上に指名されたゴールドエクリプスをうまく導けず、4着止まりだった悔しい思いが残るレース。デビュー戦から手綱を託されたホールネスとのコンビで、昨年のリベンジに挑む。

総合評価「A」

Advertisement


◆【マーメイドステークス2024予想/追い切り診断】最高評価「S」は想定2桁人気の“穴馬” 見た目も数字も文句なしで「大駆けの可能性十分」

◆【まとめ】芸能人・予想家の「マーメイドステークス2024」本命・注目馬予想一覧 前週“穴馬”指名で3着内の気になる◎は?

◆【まとめ】「マーメイドステークス2024」大口投票パトロール 有力馬の一角に異常投票で人気急上昇か

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)
【重賞深掘りプロジェクト】調教ライター。競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。UMAJINでは「競馬サロン」開設以前から毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。

【随時更新】ラジオNIKKEI賞2024 予想コラム一覧/過去10年データ

特集

◆【特集】「夏の隠れた出世レース、過去GI馬を輩出」出走予定・枠順、予想オッズ、過去10年データ・傾向

◆【高配当メソッド】ノーザンF生産が馬券内率13.5% 近5年で3連単“30万馬券”など高額払い戻し多発

穴馬予想

◆【危険な人気馬】重賞好走組の一角を“消し” 「0.0.0.21」の全滅データなど“馬券内ゼロ”条件該当馬は?

データ分析・過去10年傾向

◆【前走ローテ】白百合S組の1頭が「2.0.0.0」に該当 複回収値「156」の穴ローテにも要警戒

◆【血統展望】「3.1.0.2」を生む“ヘイローの血” 混戦ムードの軸候補に急浮上


PR

UMAJIN競馬サロン2024春のキャンペーン