【MLB】ドジャースにフィットするのは「ホ軍クロシェ投手とデヨング内野手」 噂のロベルトJr.の名前は…… 公式がトレード市場巡り見解

【MLB】ドジャースにフィットするのは「ホ軍クロシェ投手とデヨング内野手」 噂のロベルトJr.の名前は…… 公式がトレード市場巡り見解
ホワイトソックスのクロシェ(C)Getty Images

MLB公式サイトは22日(日本時間23日)、「トップ13人のトレード候補とその適応先」と題して、記事を公開した。移籍先としてドジャースに合うのは、ギャレット・クロシェ投手とポール・デヨング内野手(ともにホワイトソックス)となった。同じホワイトソックスで、盛んに噂されているルイス・ロベルトJr.外野手の名前はなかった。

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■先発転向でリーグ最多の奪三振

公式サイトは今回、今夏のトレード市場で「売り手」に回ることが確実視されている5球団(ホワイトソックス、エンジェルス、アスレチックス、マーリンズ、ロッキーズ)の中から、移籍濃厚なトップ13選手を紹介。その上で、彼らにフィットする球団を提示した。

13人のうち、大谷翔平投手や山本由伸投手が所属するドジャースに合う選手として名前が挙がったのは、クロシェとデヨング。2人はともにホワイトソックスでプレーしているが、チームは21勝57敗でア・リーグ中地区の断トツ最下位(現地21日時点)となっている。ポストシーズン進出は絶望的で、来季以降のチーム再建のために複数選手をトレードで移籍させると見られている。

25歳のクロシェは2020年にメジャーデビューした左腕。もともとリリーバーだったが、今季から先発に転向した。ここまで16試合に登板し、6勝6敗で防御率3.25。平均96.8マイル(約156キロ)の直球とスライダーなど変化球を操り、リーグ最多の124奪三振をマークしている。

■2人とも割安な年俸も魅力的

山本やウォーカー・ビューラー投手らが負傷者リスト(IL)入りしているドジャースにとって、先発ローテーションの補強候補として申し分ない。さらにクロシェの今季年俸は80万ドル(約1億2700万円)と割安で、フリーエージェント(FA)になるのは27年。今夏獲得しても2年半ほど支配下に置けるのも魅力となっており、同サイトはドジャースのほかにブルワーズとオリオールズも「移籍先として合う」と指摘した。

もう1人、30歳のデヨングは主に遊撃を守り、IL入りしているムーキー・ベッツ内野手の代役候補となる。14本塁打、OPS.752(現地21日時点)とまずまずの成績を残しており、175万ドル(約2億7800万円)という年俸も手を出しやすい水準。同サイトは「今夏のトレード市場では遊撃手のタレントが少なく、優勝争いをするチームにとって人気のターゲットとなる可能性がある」とした。

今回は「売り手」になることが確実視される5球団に絞っての選出だったが、トレード期限である現地7月30日が近づくにつれて、「買い手」から「売り手」に回る球団がさらに増えると予想されている。まだまだ予断は許さない状況で、ビッグネームが市場に登場する可能性も十分ある。

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