開幕から4試合連続でスターターとして出場しているレイカーズの八村塁。28日(日本時間29日)のサンズ戦では20得点10リバウンドをマークし、今季初のダブルダブルも達成。全試合で2ケタ得点を挙げており、チームの中心として活躍を続けている。米スポーツメディア『CLUTCH POINTS』が29日(同30日)、好調の理由について分析した。
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■レブロンやADとの連係に手応え
『CLUTCH POINTS』は「ルイ・ハチムラ、好スタートの理由を語る レイカーズのフォワードは昨シーズンよりも自信を持ってプレーしている」と題して記事を公開した。
J.J.レディック新HCが率いるレイカーズは、今季ここまで3勝1敗と好発進。同メディアはチームをけん引する八村のコメントを紹介し、好調の理由を探った。
「レブロン(・ジェームス)、AD(アンソニー・デイビス)、AR(オースティン・リーブス)、ディーロ(ディアンジェロ・ラッセル)と一緒にプレーしているが、彼らはパスがうまいし、常に周りが見えている。僕は彼らを信頼しているし、彼らも僕がどういうプレーが得意か理解している。だから、僕がレイカーズに来てからこれまで築いてきたケミストリーが良くなってきたと感じる」と明かした八村。
続けて「タイミングが重要なんだ。相手は必ずレブロンらに注意を向けるから、僕をマークしていた選手も僕から目を離す瞬間がある。その隙を逃さず、良いパスを僕に通してくれるんだ」とし、スムーズな連係が自身の得点量産につながっていると語った。
■今季は「西地区1位を取る」
同メディアは昨季の八村について「彼の役割はしばしば不明確で一貫性がなかった。前HCのダービン・ハムはハチムラを先発で起用するか、ベンチから使うか決めかねていた」と説明。その上で「今季はJ.J.レディック新HCのもと役割が明確になった。ハチムラは4人のプレーメーカーとうまく絡んでいる。積極的にリバウンドを狙い、オフボールの動きも冴え、得点機会を量産している」と分析を加えた。
八村は開幕4試合で平均17.5得点、7.8リバウンド、2.0アシストを記録。フィールドゴール成功率は43.9%、3ポイントシュート成功率は61.5%、フリースロー成功率は80%と好パフォーマンスを披露している。
また、八村は昨年を振り返り「ラインナップや他の色々なこと……。ケガなどもあり、ちょっと手探り状態だった。“西地区1位を取ろう”という意識もあまり持てなかった。でも、今年はトレーニングキャンプの時からその意識を持っている。僕たちはそれをしっかりやらなければならないと分かっている」と飛躍を誓った。
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