【北京五輪/スノーボード】平野歩夢、劇的逆転の金メダル “ビタビタ”で五輪史上初「トリプルコーク1440」連発

大技「トリプルコーク1440」を決め、悲願の金メダルを獲得した平野歩夢(C)Getty Images

北京五輪は11日、スノーボード男子ハーフパイプ(HP)決勝が行われ、五輪2大会連続銀メダルの平野歩夢が96.00点で金メダルを獲得した。前回の平昌大会では最終滑走者であった“絶対王者”のショーン・ホワイトに最終の3本目で逆転を許し、最後の最後で金メダルを逃したが、今回は予選を1位通過し最終滑走者となった平野歩が、雪辱を果たし五輪初優勝を収めた。

◆【実際の映像/ハイライト】これが五輪史上初の大技トリプルコーク1440 平野歩夢、金メダルへ「ビタビタのラン」

■有言実行で掴んだ「金」

銀メダルは92.50点のスコット・ジェームズ(オーストラリア)、銅メダルは87.25点のヤン・シェレル(スイス)。日本勢は歩夢の弟・平野海祝が75.50点で9位、昨シーズンの世界選手権王者・戸塚優斗が69.75点で10位、予選3位通過の平野流佳は13.00点で12位だった。過去3度の金メダリストで本大会をもって現役引退のショーン・ホワイト(アメリカ)は85.00点で4位。

平野歩は15歳の時にソチ五輪に初出場し銀メダルを獲得して以来、冬季五輪の日本人最年少メダリスト記録を保持している。その後、平昌大会で2度目の銀メダルを手にした平野は、スケートボードが五輪の正式種目に採用されると、すかさず東京五輪への挑戦を表明。昨年、宣言通りにスケートボードの日本代表として東京五輪に出場を果たし、スケボーとスノボーの“二刀流ボーダー”として注目を集めた。

東京五輪が終わった8月からはスノーボードに専念。12月には国際大会「DEW TOUR」で公式戦では誰も成功させたことがなかった大技・トリプルコーク1440(縦3回転、横4回転)に挑戦し、人類初の成功を収めた。

平野は今大会の予選で温存していた大技を決勝で披露すると、9日に宣言。大一番の決勝では1回目からトリプルコーク1440を五輪史上初めて成功させるも、最後にバランスを崩して33.75点の12人中9位。しかし、2回目でもトリプルコーク1440を成功させ、91.75点で2位に浮上。3回目でもトリプルコーク1440を決めたほか、難易度の高いルーティンを成功させて96.00点を獲得、スコット・ジェームズを抜いて逆転で金メダルとなった。

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文・SPREAD編集部


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