【MLB】エンゼルス売却の大激震 大谷翔平は今オフに放出濃厚

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

MLB.com』のロサンゼルス・エンゼルス担当レット・ボリンジャー記者は23日(日本時間24日)、同チームのアート・モレノ・オーナーがチーム売却検討を発表したと伝えた。

76歳のモレノ・オーナーは「20シーズンにわたりチームのオーナーであることは名誉であり光栄だった。組織として、ファンにリーズナブルにスタジアム体験を提供する一方、史上最高のプレーヤーを含む競争力のあるラインナップを保有するように取り組んで来た」としながら「この難しい決断は、十分に検討する必要があり、私と私の家族は最終的には今がその時であるという結論に至った。(売却の手続き期間においても)ファン、従業員、選手、ビジネス・パートナーの利益を最優先しフランチャイズを運営し続けるつもりだ」とその決断を明かした。

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モレノ・オーナーは2003年にウォルト・ディズニー・カンパニーから1億8,400万ドルでチームを買収。積極的な補強で04、05年と2年連続で、また07年からも3年連続で地区優勝を果たし、一躍強豪チームへと変身したかに思われた。だが、14年を最後にこれを逃し続けており、アメリカン・リーグMVP3度受賞・オールスター出場10回のマイク・トラウト、昨年のMVP大谷翔平を擁しながら、今季も低迷しているのはご存知の通りだ。

■チーム売却となった2つの要因

モレノ・オーナーがチーム売却に動いたのは2つの要因があるとされている。

ひとつはエンゼル・スタジアム界隈の積極的な開発に乗り出したものの、これが頓挫した点。チームはこれに向け周辺の土地追加購入を目指したが、アナハイム市長が関与した汚職スキャンダルのためにこの契約が瓦解。市議会の承認も取り消された。チームは同スタジアムの契約を29年まで保持しているものの、経営者としてこの計画の頓挫に失望を隠していない。

もうひとつは選手との高額契約に失敗し続けている現状だ。これまでもアルバート・プホルス(現セントルイス・カージナルス)、ジョシュ・ハミルトン(15年に引退状態)、CJ.ウィルソン(17年に引退)などの獲得は失敗だったと見られており、現在ケガで欠場が続くアンソニー・レンドンとも7年間2億4,500万ドルにおよぶ契約を交わしたが、それに見合う活躍は見られていない。トラウトも30年まで年間3,545万ドルの大型契約を保持しているが、ここ数年ケガによる欠場が多い。

さらに大谷も23年のシーズンオフにはフリーエージェントとなり、これがチーム編成に複雑な影響を与えているとされる。今季も8月2日の期限までに大谷のトレードに動かなかったのは、モレノ・オーナーの意向とされていた。すでに球団売却への動きが決まったとなれば、今シーズンオフに大谷をめぐる動きは大きく変わって来るのは必至だろう。

これまでの動向を考えると、トレード禁止事項が契約に盛り込まれているトラウトではなく、チーム再建のため、大谷がトレード要員となる可能性は高い。

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文●SPREAD編集部


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