「部活生の強さひきだすプロジェクト RiseUP」が11日、埼玉の浦和学院高校で行われ、特別ゲストとしてハンドボール元日本代表・主将で、ジークスター東京所属の土井レミイ杏利が登場した。
◆スポーツ界の次世代リーダー、葦原一正ハンド代表理事 前編 スポーツビジネスは「中学3年からの夢」
■TikTok では「レミたん」として活動
同プロジェクトは憧れの現役アスリート、元アスリートが全国の部活チームを訪問し、ヒーローたちの言葉を通して部活生がもつポテンシャルを最大限引き出す、というコンセプトで行われている。
第2弾として母校の浦和学院にサプライズ訪問した土井は、TikTokでは「レミたん」として活動し、700万人のフォロワーを持つなど注目を集める存在。
イベントで行われた特別レッスンでは、土井が生徒たちのプレーを確認し、良かった点、悪かった点をフィードバック。また、6対6の練習では、強烈なシュートを自ら実演するなど後輩へ熱血指導を行った。
■基礎の重要性を説く
「嫌なキーパーは?」との生徒からの質問に、土井は「止め方にパターンのないキーパーは嫌」と回答。後輩たちも熱心に聞き入った。後半には株式会社明治所属の栄養士のもと、栄養講習会を実施。2部構成で行われたイベントは幕を閉じた。
イベント後取材に応じた土井は、SNSや動画による情報収集が主流という、今の学生がおかれた環境について「今はYouTubeや動画などの映像を使って自分で学びができる反面、よくないことも起きて、小手先の技術ばかりになる」と問題点を指摘。
土井は、「基礎的なところを大切にしてほしい。今日は本当にハンドボールの根本的な、一番基礎的だけれど、大事なところというのを伝えたつもり」と返答。後輩たちへエールを送った。
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文●SPREAD編集部