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【MLB】4戦連発47号オルソンを指揮官称賛「ケタ外れの能力」 “伝説”ハンク・アーロンに肩並べ、大谷翔平も引き離す

 

【MLB】4戦連発47号オルソンを指揮官称賛「ケタ外れの能力」  “伝説”ハンク・アーロンに肩並べ、大谷翔平も引き離す
アトランタ・ブレーブスの主砲マット・オルソン(C)Getty Images

アトランタ・ブレーブスマット・オルソンが7日(日本時間8日)、本拠地でのセントルイス・カージナルス戦に「3番一塁」で先発出場。

5回に4試合連続となる47号本塁打を放ち、ナ・リーグ本塁打争いで2位のピート・アロンソニューヨーク・メッツ)に5本差を付けた。また、球団のシーズン本塁打記録において2位となり、MLB歴代2位の通算755本塁打を放ったハンク・アーロンに並んだ。試合は8-5でブレーブスが勝利した。

◆【実際の動画】打たれたバッテリーも“確信”してガックリ…!オルソンの今季47号は高い放物線を描いて左中間スタンドへ

■同僚・フリード「調子に乗ると手が付けられない」

オルソンは3-3の同点で迎えた5回、相手先発アダム・ウェインライトの4球目シンカーを捉えると、左中間に勝ち越しソロを叩き込んだ。

4戦連発の47号を放ち、ナ・リーグ本塁打争いで2位アロンソに5本差をつけたオルソン。リーグが違うためタイトル争いには直接関係ないものの、44本でア・リーグトップに立つ大谷翔平ロサンゼルス・エンゼルス)も引き離した。

この日先発したマックス・フリードは試合後、同僚オルソンについて「信じられない。私は1シーズンで彼ほど多くのホームランを打つ選手を見たことがない。能力が十分にあるし、ロナルド(アクーニャJr.)のように調子に乗ると本当に手が付けられない。だから、シーズン終了までの数週間は楽しいものになるはずだ」と話し、終盤戦へ向けてさらなる量産に期待した。

■「彼より優れた選手は手に入らない」

オルソンは2022年にオークランド・アスレチックスから加入。託されたのは、10年以上ブレーブス一筋でプレーしてきた大砲フレディ・フリーマン(現・ロサンゼルス・ドジャース)の後継者という役割。

偉大なる前任者の後釜を任され、重圧と戦いながらも結果を残してきたオルソンについて、ブライアン・スニッカー監督は会見で「もしフレディ(フリーマン)を失うことになるのなら、(代役として)彼こそが最適だと思っていた」と当時を振り返り、「オルソンよりも優れた選手を手に入れることはなかなかできない。彼の能力、価値は計り知れない。1年半、2年近く一緒に過ごしているが、思っていた通りだった。この男は本当にすべてにおいてケタ外れだ」と絶賛した。

■球団記録51本まであと「4」に迫る

この日飛び出した47号アーチは、球団のシーズン本塁打記録で2位タイとなるメモリアル弾ともなり、オルソンはMLB歴代2位の通算755本を放ったアーロンやエディ・マシューズに肩を並べることになった。そして、東北楽天ゴールデンイーグルスでもプレーしたアンドリュー・ジョーンズが2005年にマークした球団の最多本塁打記録である51本超えも視界に捉えた。

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前述のスニッカー監督は、報道陣から“レジェンド”アーロンらに並んだことを聞かされると、「わお、すごいグループだね」と感嘆。その上で、「それは何かを物語っている。彼はチッパー・ジョーンズハビー・ロペスらここで活躍した偉大な選手の仲間入りを果たした。それはかなり特別なこと」と賛辞を惜しまなかった。

ブレーブスの残り試合は「23」。オルソンはどこまで本塁打数を伸ばすのか。リーグの垣根を超えた大谷との争いも注目されている。

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文●SPREAD編集部