【MLB】大谷翔平の負傷が影響か 「先発投手陣の需要が高まっている」大物代理人が分析する移籍市場

 

ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平
大谷翔平(C)Getty Images

アリゾナ州スコッツデールで開催中のGM会議。話題はフリーエージェント(FA)となった大谷翔平投手に集中しているが、もう1人の主役は間違いなく敏腕代理人スコット・ボラス氏。

注目のFA選手であるブレイク・スネル投手(サンディエゴ・パドレス)やコディ・ベリンジャー外野手(シカゴ・カブス)のほか、前田健太投手(ミネソタ・ツインズ)、藤浪晋太郎投手(ボルチモア・オリオールズ)ら多数の有名選手をクライアントに持つだけに、同氏が移籍市場に与える影響は大きい。

8日(日本時間9日)の会議2日目、同氏が取材に応じた。米複数メディアが伝えている。

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■スネルやモンゴメリーの人気が急上昇

各社が発表するFAランキングで、常に大谷と上位を争うスネルとベリンジャー。彼らの動向もFA市場では注目の的となっているが、2人の代理人を務めるのがボラス氏だ。また、同氏はロサンゼルス・ドジャースで今季DHを務めたJ.D.マルティネス外野手のほか、トレードの噂が出ているフアン・ソト外野手(パドレス)も担当しており、彼らにアプローチするか、大谷の獲得を狙うか、判断が迫られる球団も出て来ると見られている。

それだけにボラス氏の会見には多くの報道陣が集まった。今オフの移籍市場について同氏は「先発投手を少なくとも2人ほしいと言ってきた球団が、現時点(現地8日午前)ですでに7球団ある」とコメントし、ローテーション投手の人気ぶりを明かした。

その理由について「オオタニのケガの影響により、私が代理人を務めるスネルやジョーダン・モンゴメリー(テキサス・レンジャーズ)ら先発投手に対する需要が急速に高まっている」と分析。大谷を投手としても計算していたチームが獲得を断念し、“次善の策”に走っていると指摘した。

前田、藤浪についても多くの球団が興味を持っているとし、「契約できるかどうかという不安はない。お金をどれくらい出してくれるかという心配はある」と笑わせ、再契約に自信を見せた。

■カブスはベリンジャーと大谷の共闘狙う

そのほか、大谷と同じく左の強打者として市場で人気を集めるベリンジャーについて「彼は外野手か一塁手として日常的に試合に出る。オオタニは先発投手とDH。フィールドが違うから、オオタニの動向が今後のベリンジャーのプロセスに影響することはない」とした。カブスは打線としてはDHが空いており、狙っている大谷を獲得し、さらにベリンジャーとの再契約にも成功すればプレーオフ進出にグッと近づく陣容となりそうだ。

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大谷の動向とベリンジャーの去就はリンクしないとしたボラス氏だが、さすがに今季ドジャースでDHを務めたJ.D.マルティネスは影響を受けると考えている様子。ドジャースは大谷の新天地として有力視されているが、獲得すればDH起用となる。J.D.マルティネスとの共存は考えにくく、同氏も「オオタニを獲って、さらにDHをもう1人獲得することはないだろう」とコメントしたようで、大谷が加入すればJ.D.マルティネスは出て行くことになると示唆した。

大谷の決断次第で、多くのプランが変更を余儀なくされそうな今オフの移籍市場。代理人の腕の見せ所ともなりそうだ。

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文●SPREAD編集部