パイレーツの左腕アロルディス・チャップマン投手が7日(日本時間8日)、本拠地でのパドレス戦に4番手で登板。今季メジャー最速となる105.1マイル(約169.1キロ)を計測。36歳を迎えたベテランの剛腕は未だ健在、見逃し三振を奪われた強打者マニー・マチャド内野手が、思わず打席で苦笑いを浮かべる一幕もあった。
◆【実際の動画】マウンド上でニヤリ…!チャップマンが168.5キロの剛球シンカーでマチャド斬り!思わずお互い笑顔に
■シンカーは全球100マイル超え
チャップマンはこの試合、1点ビハインドの8回裏に登板。死球と安打で2死二、三塁のピンチを招くも、パドレスの主砲4番マチャドを迎えたところで本領発揮。初球100.5マイル(約161.7キロ)のフォーシームで空振りを奪うと、2球目は101.8マイル(約163.8キロ)のシンカーで2ストライクに。ファールで粘られたあとの5球目、内角低めのシンカーが外れてボール。この一球が、今季最速の105.1マイル(約169.1キロ)をマークした。
最後は、内角ギリギリの104.7マイル(約168.5キロ)のシンカーで見逃し三振。今季36歳のベテランが剛球を連発する姿に、思わずマチャドも苦笑い。マウンド上のチャップマンも笑顔で打席の方へ視線を送っていた。
この日チャップマンが投じた29球の内訳は14球がフォーシーム、7球がシンカー、6球がスライダー、2球がスプリットだった。最速を記録したのがシンカーで、7球全てが100マイル超え。投球解析が始まった2008年以降で、所属6球団(レッズ、ヤンキース、ロイヤルズ、カブス、レンジャーズ、パイレーツ)全ての最速記録を保持している。
チャップマンは2010年のレッズ時代には、人類最速の105.8マイル(約170.2キロ)も計測。現在もその記録は破られていない。
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