【MLB】「右翼手に戻る」ベッツ戦列復帰後のプランをロバーツ監督が明かす “GG賞6度”の慣れ親しんだポジションへ

 

H.Ariga/SPREAD編集部

【MLB】「右翼手に戻る」ベッツ戦列復帰後のプランをロバーツ監督が明かす “GG賞6度”の慣れ親しんだポジションへ
ドジャースのムーキー・ベッツ(C)Getty Images

ドジャースのデーブ・ロバーツ監督は9日(日本時間10日)、試合前の会見で離脱中のムーキー・ベッツ内野手について話し、戦列復帰後は右翼手のポジションへ戻すと明かした。MLB公式のドジャース担当フアン・トリビオ記者ら、複数のメディアが報じている。

◆偉業だらけの“怪物”デラクルーズが挑む前人未到の「30-80」 要注目は2投球以内の盗塁成功率

■遊撃手としては課題が露呈

ベッツは今季開幕から、ドジャースの遊撃手として531イニングプレー。MLB公式のデータページ『Baseball Savant』における「平均よりどれだけアウトを奪ったかを示す守備指標」OAA(Outs Above Average)では、遊撃手部門で「-4」を記録するなど不慣れなポジションに苦戦。送球難もたびたび指摘されていた。左手骨折からの復帰もあり、ロバーツ監督は負担が少ない本来の持ち場へ戻すと見られている。

ベッツは2011年に遊撃手でドラフト指名されるも、メジャー昇格後は主に右翼手として活躍。俊足と抜群のセンスを活かした好守備で、2016年から20年までの5年連続と22年を加えた6度のゴールドグラブを受賞した。OAAも2017年は「+18」、18年も「+12」でどちらも右翼手トップをマーク。近年はやや走力に衰えが見られるものの、外野手として平均以上の指標を残している。

負傷者続出のドジャースは、現在ナ・リーグ首位を死守しているものの、2位パドレスが2.5ゲーム差、3位ダイヤモンドバックスが3.5ゲーム差に接近しており、ベッツの戦列復帰はこの上ない補強となる。慣れ親しんだ右翼手としてプレーし、チームをプレーオフに導くことができるか。なお、打者としてはリードオフマンではなく、大谷翔平投手に続く2番打者としての起用が予定されているようだ。

ロバーツ監督によると、ベッツの出場は12日(同13日)のブルワーズ戦からとのこと。ドジャースにとって、頼もしい戦力が戻ってくる。

◆大谷翔平の“三冠王争い”に影響か ロバーツ監督がベッツ復帰後のプランに言及「ショウヘイが1番打者で試合に出る」

◆「ただ勝ちたいんだ」ベッツの右翼手復帰は“ほぼ双方合意” 米メディアは好意的反応「打線の穴が大幅に減少する」

◆偉業だらけの“怪物”デラクルーズが挑む前人未到の「30-80」 要注目は2投球以内の盗塁成功率

Advertisement