米スポーツ専門局の『ESPN』は22日(日本時間23日)、「2025年のトレード期限に関しての早期プレビュー」と題した記事を公開。デビッド・ショーンフィールド記者が、今夏のトレード期間で移籍の可能性がある各球団の選手をピックアップしている。
今季開幕から不振にあえぐのがブレーブスで、昨年大谷翔平投手とタイトル争いを繰り広げたスラッガーに移籍の可能性が浮上している。
◆覚醒のエドマンが見せる驚異のHR量産 “キング”大谷翔平に並ぶ記録的ペース、現地記者も脱帽「この世のものではない」
■名門がまさかの開幕7連敗
ブレーブスは今季、開幕からパドレスとの4連戦、ドジャースとの3連戦に全敗し、まさかの7連敗スタート。メジャー屈指の名門がナ・リーグの東地区で最下位に沈み、序盤に躓いた。
そんななか、ショーンフィールド記者が言及したのが主力選手のトレードでの放出。「ブレーブスがこのスロースタートから立ち直れないとしたら衝撃的」としつつ、「検討に値する魅力的な選手」としてマルセル・オズナ外野手を取り上げている。
オズナは昨季、打率.302、39本塁打、104打点と打撃3部門で好スタッツを残し、大谷とはシーズン途中まで本塁打王争いも繰り広げた。今季もここまで20試合に出場し、打率.317、4本塁打、9打点をマーク。不振のチームにおいても及第点の働きを見せている。
記事内では昨年オフにオズナが残留したものの、ブレーブスには長期契約を結ぶ可能性のある選手が多いことを理由に「アトランタと再契約する保証はない」と言及。「指名打者が不足している球団では、中軸打者として穴を埋めてくれるだろう」と打撃力不足のチームがあれば、34歳のスラッガーが選択肢になり得ると見ている。
ブレーブス在籍1年目の2020年にはコロナ禍での短縮シーズンながら本塁打、打点の2冠に輝き、昨年も大谷とタイトル争いを繰り広げたオズナ。名門が開幕ダッシュに失敗したなか、トレード期間に注目銘柄として浮上するのか。
◆22歳の若き大砲がフライボール革命“不参加”でも本塁打量産中 大谷翔平やジャッジに比肩するデータとは?
◆大谷翔平が大本命のナ・リーグ本塁打王争い 好調のパドレス支える26歳主砲、ド軍で覚醒迎えた29歳がサプライズ
◆「存在を忘れていた」ジ軍で評価覆す“韓国のイチロー” 公式がジャッジらと並び3割超え選手に予想「MVPに輝いたのは当然」