平野美宇、第1G奪われ苦戦もルクセンブルク選手に逆転勝ちで2回戦へ 大藤沙月と4回戦で同士討ちの可能性も【世界卓球2025】

 

Y.Imoto/SPREAD編集部

平野美宇、第1G奪われ苦戦もルクセンブルク選手に逆転勝ちで2回戦へ 大藤沙月と4回戦で同士討ちの可能性も【世界卓球2025】
平野美宇(C)WTT

卓球の世界一を決める「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」は18日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング20位の平野美宇(木下グループ)は同124位のサラ・デヌッテ(ルクセンブルク)と対戦。ゲームカウント4ー1で勝利して2回戦選出を決めた。

◆【実際の映像】平野美宇、序盤は苦戦もルクセンブルク選手に見せた対応力 逆転勝利を決めた第5ゲームのサービスエース

■6度目の出場の25歳が挑んだ初陣

平野は2017年大会に17歳で銅メダルを獲得。6度目の出場となる世界卓球の個人戦初陣に挑んだ。

第1ゲームは平野が相手のYGサービスを封じるなど4連続ポイントの入りを見せる。中盤にデヌッテが平野の変化に対応し逆転される。サービス、レシーブともに安定感を見せ始めた相手に先にゲームポイントを握られ、8-11で先手を取られる。

第2ゲームの序盤は平野がポイントを重ねると、6-2からサービスエースを決めるなど、先にリズムを作る。その後、デヌッテに2点差に迫られたところでタイムアウト。直後のラリーを制した平野は、ゲームポイントからのラリーをフォアハンドで沈め、11-6でものにして追いつく。

第3ゲームも長短のサービスを打ち分ける相手に対応した平野に、バックハンドが見られるなど得意の形が見られる。中盤以降にポイントを重ねると、11-5でゲームカウントを逆転させる。

第4ゲームはデヌッテを前後の揺さぶりで崩し、カウンターで狙うなど平野の対応が光る。YGからバックサービスに変化を見せた相手にも冷静に対処し、11-7で奪取して王手をかける。

第5ゲームも入りから鋭い反応を見せるなど、平野が3連続ポイントを奪いデヌッテのタイムアウトを引き出す。一時は同点に追いつかれた平野だが、3-3からのラリーを制するなど崩されない。試合途中から強気の攻めが光った平野が11-5でゲームを奪い切り、ゲームカウント4-1で逆転勝利を収めた。

平野は今大会4回戦まで勝ち進めば大藤沙月(ミキハウス)と対戦の可能性があり、両者の勝ち上がりには注目が集まる。

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