卓球の世界一を決める「ITTF世界卓球選手権ファイナルズ・ドーハ大会(個人戦)」は18日、女子シングルスの1回戦が行われ、世界ランキング7位の早田ひな(日本生命)は同77位のアディナ・ディアコヌ(ルーマニア)と対戦。ゲームカウント4ー0で勝利して2回戦進出を決めた。
◆【実際の映像】早田ひな、エースが初戦で見せつけた抜群の安定感 ルーマニアの世界77位を退けた第4ゲームを決めたフォアハンド
■前回大会銅メダルのエースが登場
早田は前回大会の準々決勝で王芸迪(中国)との死闘を制して銅メダルを獲得。パリ五輪出場を経ての2年ぶり個人戦の初陣に挑んだ。
第1ゲームは互いに点を取りあうなか早田が4-4からわずかに上回り、中盤以降は安定したラリーでゲームポイントを奪う。サービスエースを決め切り、11-6で幸先良いスタートを切る。
第2ゲームでも早田が4連続ポイントで波に乗ると、安定した両ハンドのラリーでディアコヌをリードする。最後はフォアハンドを沈め、11-5でこのゲームも奪う。
第3ゲームの立ち上がりはディアコヌにペースを握られ1-5とリードを許す。しかし、ミドルをついたバックやコースへのフォアが決まり、4-5と差を詰めたところで相手がタイムアウトを取る。その後、粘りを見せたディアコヌに対して、早田も鋭いチキータや投げ上げサービスで揺さぶり、11-9と逆転し王手をかける。
第4ゲームは後のない相手に対し、早田は3-3からロングサービスを軸にポイントを奪うなど、技術と戦術力の高さを見せつける。中盤に同点に追いつかれたものの、最後はデュースを14-12でものにしてストレート勝利を飾った。
2大会連続シングルスのメダルを目指すサウスポーエースが好発進。早田の勝利により日本女子はシングルス出場選手全員が2回戦への突破を決めることとなった。
◆【実際の映像】早田ひな、エースが初戦で見せつけた抜群の安定感 ルーマニアの世界77位を退けた第4ゲームを決めたフォアハンド
◆【速報/動画あり】平野美宇、第1G奪われ苦戦もルクセンブルク選手に逆転勝ちで2回戦へ 大藤沙月と4回戦で同士討ちの可能性も
◆【速報/動画あり】張本美和、ウクライナ選手と激闘も4-1で競り勝ち2回戦へ 第2Gはデュースの攻防を“17-15”で制す