カブスの鈴木誠也外野手は25日(日本時間26日)、敵地グレートアメリカン・ボールパークでのレッズ戦に「3番DH」で先発出場。8回に決勝14号3ランを放った。この一発で鈴木は今季49打点となりメジャー単独トップに浮上。カブスは11ー8で勝利した。MLB公式サイトも鈴木の活躍を伝えている。
◆【実際の動画】鈴木誠也、値千金の決勝3ランに敵地どよめき! 味方ベンチも大盛り上がり&鈴木も大きくガッツポーズ
■「素晴らしいシリーズを華々しく締めくくった」
鈴木はこの日4打数3安打3打点1四球2得点と猛打賞の活躍でチームの勝利に貢献した。
鈴木は第1打席に右前打、第3打席に中堅への二塁打を放ち、8ー8の同点で迎えた8回表の第5打席。無死走者一、二塁のチャンスで鈴木は4球目シンカーを振り抜き、打球を左翼スタンドへと突き刺した。角度22度、打球速度116.2マイル(約187.0キロ)の一発で一気に点差を広げる決勝3ランとなった。
この一発で一挙3打点を挙げた鈴木は今季49打点に到達。同じくカブスのPCAことピート・クロウ=アームストロング外野手とラファエル・デバース内野手の48打点、ヤンキースの主砲アーロン・ジャッジ外野手の47打点を抜きメジャー単独トップに躍り出た。
MLB公式サイトは「セイヤ・スズキは日曜日、素晴らしいシリーズを華々しく締めくくった」と鈴木の活躍ぶりを報道。一時は3ー8まで点差が開いたものの、「クロウ・アームストロングが勝負所で得点につながるヒットを放ち、カブスが7回終盤に反撃を開始。鈴木がシンシナティ投手を苦しめた」と打線が機能したことで逆転勝ちに結びついたと評価した。
試合後に鈴木は「本当に気持ちよかったです」とコメント。「狙った球が打てた。自分はそんなにパワーがある打者ではないと思っているので、速球派の投手に対しては速球を生かしてボールを正面に打つ。今回はそれがはまった」と今季14号を振り返った。
鈴木はこの試合で4打数3安打3打点。今季ここまで14本塁打49打点で打率.273、OPS.906を記録している。敵地でのレッズ戦を勝ち越しで終えたカブスは明日からは本拠地でのロッキーズ戦に臨む。直近6試合で猛打賞3度、本塁打3本と波に乗る鈴木。好調キープでさらに記録を伸ばせるか、注目が集まっている。
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