MLB公式サイトは14日(日本時間15日)、今オフにフリーエージェント(FA)となった先発投手たちをランキング形式で紹介。トラビス・ソーチック記者が執筆した記事の中で、西武の今井達也投手が3位にランクイン。ポスティングシステムを利用してメジャー挑戦を表明した今井に、アメリカでも大きな注目が集まっている。
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■メジャー屈指の先発と並ぶ評価
今井は今オフ、西武からポスティング制度を用いてのMLB移籍が容認された。今季は3年連続の2桁勝利となる10勝5敗、防御率1.92、178奪三振を記録。パ・リーグを代表するエース右腕のメジャー挑戦に、日米両国で注目が高まっている。
そんな中、米メディア『ジ・アスレチック』やデータ分析サイト『ファングラフス』などでも寄稿しているソーチック氏は、MLB公式サイトに寄せた記事で、今オフの先発投手のFA市場について分析。ワールドシリーズMVPに輝いた山本由伸投手(ドジャース)を引き合いに出し、「プレーオフのローテーション構築にはエリート投手の存在が鍵となる」と指摘し、FA投手をランキング形式で紹介した。
今井は、1位のディラン・シース投手(パドレス)、2位のフランバー・バルデス投手(アストロズ)に次ぐ3位にランクイン。メジャー未経験ながら上位に名を連ねており、アメリカからの評価の高さがうかがえる。
記事内では、「イマイは現在の市場で最も評価されている国際的な投手の1人で、ヤマモトほどの才能ではないかもしれないが、シースやバルデスと同じグループに属する存在だ」と言及。また、ア・リーグ球団の幹部のコメントとして「他の選手たちは、この3人に匹敵するだけの実力や耐久性を持っていない」とも紹介されており、FA市場における“トップ3”の一角として高い評価が示されている。
なお、今井の持ち球としてはスライダー、チェンジアップ、スプリットといった変化球に加え、最速99マイル(約159.3キロ)に迫るフォーシームが紹介されており、「スプリットに関しては、さらに飛躍する可能性がある」との分析も添えられている。
メジャー移籍が注目される今井は、今オフのFA市場において先発投手の目玉候補の一人に浮上している。複数球団による争奪戦も予想される中、27歳の日本人右腕がどの球団と契約を結ぶのか。今後の動向に注目が集まる。
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