【MLB】WBC米国代表へ合流決定のPCA「ジャッジやローリーと一緒にプレーできるなんて最高」 キャロルも「参加は難しい決断じゃない」

【MLB】WBC米国代表へ合流決定のPCA「ジャッジやローリーと一緒にプレーできるなんて最高」 キャロルも「参加は難しい決断じゃない」
カブスのピート・クロウ=アームストロング(C)ロイター

来年3月に開催される「ワールド・ベースボール・クラシック」(WBC)で、V奪還を目指す米国代表。そのチームに今季大ブレイクを果たした「PCA」ことピート・クロウ=アームストロング外野手(カブス)と2023年の新人王コービン・キャロル外野手(ダイヤモンドバックス)という若武者2人も加わることが決まった。連覇を狙う日本代表「侍ジャパン」にとって、ますます手強い相手となりそうだ。

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■サイ・ヤング賞の剛腕スキーンズも

今度の米国代表には、主将としてアーロン・ジャッジ外野手(ヤンキース)の参戦がすでに決定。そして、そのジャッジとア・リーグMVPを争った“最強捕手”カル・ローリーマリナーズ)も参加を表明しているほか、ナ・リーグのサイ・ヤング賞を受賞した若き剛腕ポール・スキーンズ投手(パイレーツ)のメンバー入りも決まっている。

まさに超豪華布陣が形成されつつあるが、さらに今度は若武者2人の合流も決まった。米ネバダ州ラスベガスで13日(日本時間14日)に行われた「MLBアワード」の式典会場で、23歳PCAと25歳キャロルの代表入りが発表された。

ステージに上がった米国代表のマーク・デローサ監督は「エネルギーが必要だ。若さを注入しないといけない。我々には偉大なキャプテン、ア・リーグMVP(ジャッジ)がいる。しかし、優勝をつかみ取るためには、本塁打を打てる若い力が必要なんだ」と話すと、PCAとキャロルを壇上に招いた。

■打診が来れば「いつだってYES」

PCAは招集に応じた理由について「7月のオールスターゲームの会場でデローサ監督に会って、『あなたから電話が来れば、答えはいつだってイエスだ』と言ったんだ。国のためにプレーするのが何より好きだ。監督のもとで、ローリーやキャロル、ジャッジと一緒にプレーできるなんて本当に最高だよ」と語った。

キャロルは「家でNFLの試合を見ていた時に電話を受けた」と明かした上で、司会者から「シーズン開幕前の大会なので参加を迷った?」という質問に対しては、「まったく難しい決断ではなかった」とキッパリ。「これ以上ないほど興奮しているよ。素晴らしい経験になるだろう」と話した。

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PCAは今季31本塁打を放ったほか、守備では数々のスーパーキャッチを披露。キャロルは「30-30(30本塁打・30盗塁)」を達成。2人とも次代を担うスター選手として、人気を集めている。

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