【MLB】ついに大谷翔平に3本差“無双状態”ペレスが驚異の量産態勢、捕手で本塁打王なら史上2人目

5試合連発となる38号ソロを放ったロイヤルズ・ペレス(C)Getty Images

カンザスシティ・ロイヤルズサルバトール・ペレス捕手が止まらない。

29日(日本時間30日)、シアトル・マリナーズ戦で5試合連発となる38号ソロを放ち、メジャートップを走る大谷翔平(ロサンゼルス・エンゼルス)まで3本差に迫った。

大谷とゲレーロJr.トロント・ブルージェイズ)のマッチレースかと思われた本塁打王争いに割って入ってきたペレスは打点も94に伸ばし、大谷を抜き去りア・リーグ3位に浮上。タイトル争いは混戦模様となってきた。

◆【実際の映像】ペレス、5試合連続となる38号ソロアーチ!  本塁打量産モードで大谷の本塁打記録まで「3」本差に

■球団タイ記録となる“5試合連発”

1点ビハインドで迎えた6回の第3打席。ペレスは、マリナーズの左腕ゴンザレスから5戦連発となる38号ソロを放った。飛距離369フィート(約112.5メートル)を記録したムーンショットは、スタンド上段に飛び込んだ。

MLB公式サイトなどによると、5試合連続本塁打は2002年のマイク・スウィーニーと並ぶ球団タイ記録で、シーズン38本塁打(捕手として26本、DHとして12本)は球団史上2位タイだという。また、出場試合の75%以上で捕手を務めた選手としては1985年のカールトン・フィスクを上回り、ア・リーグ最多となった。

これを受けてロイヤルズの公式Twitterも「1シーズンでペレスより多くの本塁打を打ったア・リーグの捕手はいない」とつづった。また、この試合に先発登板した同僚のシンガーもMLB公式サイトを通じ「まるでビデオゲームのようです。どうですか。ペレスは打席に入るたびにホームランを打っているようだ。信じられません」と話し、5戦連発に感嘆していた。

■オールスターでは大谷とバッテリー

まさに飛ぶ鳥を落とす勢いで追い上げてきた。ペレスは7月13日のオールスター・ゲームで大谷と先発バッテリーを組んでいる。この時点で両者の本塁打は大谷が33本でペレスが21本。その差は12本あったが、その後ペレスが一気にペースアップ。球宴明けからここまで17本(大谷は8本)を打ち、8月だけで12本のアーチをかけた。26、27日のマリナーズ戦では2試合連続の満塁アーチを放つなど、まさに無双状態となっている。

もともと球界屈指の名捕手として君臨しており、タイトル争いに絡んでも不思議ではない。大谷と比較した上で一番の違いは四球の数だ。大谷の67に対して、ペレスはわずか20。その他の強打者と比べても極めて少ない(例えばゲレーロJr.は72で、ニューヨーク・ヤンキースのガロは97)。

フリースインガー」と呼ばれる積極的に打っていくタイプであり、その上でミート技術も高いことが、四球が少ない要因だが、もう一つ考えられるのは、相手投手が逃げずに勝負を挑んでいる点だ。大谷に対する四球攻めは日本でもよく知られているが、現状でいえばペレスは勝負を避けられていない。相手がストライクゾーン中心に勝負してくるのであれば、どんどん振っていく「フリースインガー」にとっては悪くない状況であり、それが量産態勢につながっているようだ。

出場試合の75%以上で捕手を務めた上で、本塁打王を獲得した選手はこれまでわずか1人、ジョニー・ベンチシンシナティ・レッズ)だけだ。

大谷の「二刀流」も歴史的偉業だが、実はペレスが挑む捕手としての本塁打王もまた偉業。ペレスのストリークが止まるのか。大谷が自らの力で本塁打数を伸ばすのか。ゲレーロJr.も含めたデッドヒートから目が離せない。

◆「ヨシは熱い」逆転サヨナラ弾の筒香嘉智をチームメートが絶賛 米メディアも場外弾に大興奮

◆大谷翔平、球団史上初の40本塁打20盗塁を達成 メディアも「歴史的」と絶賛

◆大谷翔平がMLB公式の「サイ・ヤング賞」候補5傑入り 専門家も唸る“数字以上の衝撃”

文・SPREAD編集部


この記事が気に入ったらフォローしよう

最新情報をお届けします