【MLB】大谷翔平の2021年ベストバウトは32号弾、現地メディア選出 「彼はビースト!」も今季を象徴する一言に

エンゼルス・大谷翔平 (C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手が、地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」が選定する「2021年のトップインフルエンサー125人」に選ばれた。また、27日(日本時間28日)の同紙電子版は、「2021年、10の重要なスポーツストーリー」と題し、特集を掲載。その中の1つとして、大谷が7月の本拠地ボストン・レッドソックス戦で放ったホームランを選んだ。

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■トップインフルエンサー125人に選出

「オレンジカウンティ―・レジスター」は毎年、地元オレンジカウンティで人命救助に尽力した人、生活困窮者のために資金集めに奔走した人、あるいは傑出した才能を発揮した人たちをトップインフルエンサーとして取り上げてきた。これまでは100人を選出してきたが、今年は読者からの推薦が増えたこともあり、125人に拡大したという。

その中で大谷については、「(我々は今年)信じられないような創造性と才能を目の当たりにしました。その中で、100年近く前に一世を風靡した伝説の選手(ベーブ・ルース)と比較されることもありましたが、エンゼルスのショウヘイ・オオタニが成し遂げたことは、彼のはるか上を行くものでした。彼は私たちのトップインフルエンサーリストにランクインします」と記した。

また、「エンゼルスの二刀流スターは、満場一致でア・リーグの最優秀選手に選ばれ、さらに打者と投手で達成したことに対して、コミッショナー特別功労賞も授与されました。同賞の受賞は16人目であり、2014年以来です」と、今年の実績を紹介した。

同紙は「トップインフルエンサー125人」を選んだ翌日、今度は「2021年10の重要なスポーツストーリー」という見出しで、特集記事を掲載した。こちらも毎年恒例の企画であり、一瞬にして何千何万ものクリックを集めるようなメガストーリーではなかったものの、考えさせられる出来事や、興味深い出来事をチョイスしている。

■松井秀喜氏が持つ日本人最多本塁打記録を更新

「10のストーリー」のうち、大谷に関しては7月7日(同8日)のボストン・レッドソックス戦の第3打席が選ばれた。大谷はこの打席、早いカウントで自打球を2回足に当て、苦悶の表情を浮かべていた。しかし、痛みに耐えながら7球目のチェンジアップを強振。打球は右翼席へ飛び込み433フィートの大アーチとなった。記事はこの打席を今季のベストバウトと評価する一方、もう一つ、このシーンを選んだ理由も記している。それは、大谷の一発を受けて中継局のアナウンサーが絶叫した「He’s a beast!」という言葉。「彼はビースト(野獣)……。オオタニの今季をこれ以上うまく表現する言葉はない」とし、「10のストーリー」に加える一端となった。

また、このアーチは今季32号で、松井秀喜氏が保持していた日本人最多本塁打記録(2004年の31本)を超える一撃でもあった。日本のファンにとっても感慨深いシーンとなったはずだ。

ちなみに、特集の冒頭で取り上げられたのは「精神的な休息」というタイトルで書かれた女子テニスの大坂なおみについて。世界ランキング1位だった大坂が、2018年の全米オープンで優勝して以来、うつ病と闘っていることを告白し、話題に。記事は以前のスポーツ界ではメンタルヘルスについて積極的な議論を交わすことは少なかったが、彼女の告白後、アスリートのメンタルにも心を寄せる流れができたとした。

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文・SPREAD編集部


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