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【MLB】大谷翔平の才能を引き出したマドン監督のマネジメント術 米サイトが指摘

【MLB】大谷翔平の才能を引き出したマドン監督のマネジメント術 米サイトが指摘
エンゼルスのジョー・マドン監督(左)と大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルスの情報を発信する「halo hangout」が大谷翔平に関する話題を立て続けに掲載した。一つは大谷の才能を引き出すためにジョー・マドン監督が行ったこと、もう一つは地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のエンゼルス番であるジェフ・フレッチャー記者が、大谷について書いた新刊を発行することの二題。

新シーズンへ向けて、米球界はロックアウトで先が見通せない状況だが、大谷を巡る話題は尽きないようだ。

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■大谷自身の意見を尊重

大谷は昨季、「二刀流」でメジャーを席巻し、ア・リーグMVPを獲得するまでに至った。そして、その才能を思う存分発揮できた背景に、ジョー・マドン監督のマネジメント術があったことは、しばしば指摘されてきた。「halo hangout」のエバン・デサイ記者はこの点を改めて取り上げ、米放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」のアナリストであるマーク・グビザ氏とともに、同監督が大谷とどう向き合ってきたのか記した。

デサイ記者が「ペリー・ミナシアンGMとジョー・マドン監督が行った最善のことは、ショウヘイが自分の役割についてどうしたいか意見を言えるようにしたことだと思う。そして、ショウヘイはエンゼルスのユニフォームを着て以来、初めて健康な状態でした。2018年に日本から来たときでさえ、肘の心配があったのですから」と述べると、グビザ氏も「同感だね。ShoTimeに必要だったのは、マドン監督とミナシアンGMの下でフルシーズンを過ごすことだった。エンゼルスは、私たちが可能だと思う以上のものをショウヘイから引き出した。マドン監督が彼を外野にも起用する方法を見出したのは、本当に驚くべきことだった」と応じた。

両氏とも、大谷にとってメジャーでしっかり健康体で1年を過ごすことが重要だったと指摘。そのために起用方法を含めて、大谷が自身の希望を申告できる環境を作り出したことが、活躍を生んだ要因だと分析した。

■新刊「Sho-time」をリリース

また、「halo hangout」は上記の話題に加え、「エンゼルスの名物ライターが、ショウヘイ・オオタニの史上最高のシーズンを描いた新刊を発表」という見出しで、記事を掲載。地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のジェフ・フレッチャー記者が、新刊「Sho-time」をリリースするというニュースを取り上げた。

本の内容は、2021年の大谷に迫ったインサイドストーリーを含め、昨シーズンの出来事を記録したものになる予定だが、アマゾン・ブックは推薦文として「パフォーマンスを最大化する手段としてテクノロジーが普及している時代に、オオタニがどのようにして驚異的な才能を発揮したか、そして、オオタニと同様、別次元にいるチームメートのマイク・トラウトが、野球を次の世代に導くために果たしている役割について詳しく述べるだろう」と記しており、新たに目にする情報も収録されそうだ。

また、フレッチャー記者も自身のTwitterで「ショウヘイ・オオタニに関する拙著が予約受付中です(今夏お届け予定)。日本での生活、メジャーでの最初の3年間の浮き沈み、そして2021年の素晴らしい活躍が詳細に書かれています」とPRしていた。

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文・SPREAD編集部