「Yogibo presents THE MATCH 2022」は19日、東京ドームで全16試合が行われ、RISE世界フェザー級王者・那須川天心とK-1三階級制覇王者・武尊によるメインマッチは、那須川天心が判定(5-0)で勝利した。
天心は試合後、記者会見で“世紀の一戦”を振り返った。
◆武尊、涙の敗戦で胸中吐露 「ファンの方々やK-1ファイターに申し訳ない」
■満員の東京ドームは「めちゃ気分いい」
以下、天心の記者会見コメント全文。
-試合を終えた率直な感想を
天心「解放されました。すべて終わったという感じです」
-武尊選手の印象は?
天心「印象はずっと同じです。気持ちの入ったファイター。出会えてよかった。感謝しかない」
-東京ドーム満員の感想
天心「めちゃ気分いいですね。格闘技の魅力を日本中に伝えられたと思います」
-この後はどうされますか?
天心「1カ月、2カ月……3カ月、5カ月くらい、休みたいです! 今は格闘技を考えない日々も送りたい」
-(登場時に)ゴンドラから見た東京ドームの風景は?
天心「まるで星空でした」
-右のジャブは用意していたのか?
天心「そうですね、右のジャブはキーポイントだった。そこから組み立てることができた。相手セコンドの『ジャブは捨てろ』が聞こえたので、踏み込んで強く打った」
■「最後というより、武尊選手と戦う、それだけを考えて挑みました」
-ダウンを奪った感触は?
天心「会心の左でした。コンパクトに、刀で切るようなイメージです」
-バッティングの影響は?
天心「少し心は折れそうになりました。第3ラウンドも視界がぼやけたままだった」
-武尊選手の強さを感じた部分は?
天心「プレッシャーは凄く感じた。今までやってきた選手の中でも(プレッシャーは)強かった。僕と真逆のファイターでした」
-キック最後の試合でしたが?
天心「最後というより、武尊選手と戦う、それだけを考えて挑みました」
-最後、武尊選手と何を語った?
天心「『天心くんがいなかったらここまで続けられていなかった、ありがとう』と感謝の言葉をもらいました。まだいっぱい話したのですが、そこは男同士の会話ということで」
-どんな思いで挑んだ?
天心「今日が人生最後の日と思っていた。死んでもいい、終わるんだ、と」
-ファンの期待感をリング上で感じましたか?
天心「不思議な感覚だったんですよね。何か動くたび、反響しているのか、時間がゆっくり感じたせいか、遅れて歓声が聞こえてくるというか、不思議でした」