【MLB】「ジャッジはアクセルを踏み続けなければ、大谷翔平に追い抜かれる」MVPレースの行方を考察 米メディア

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平が30日(日本時間31日)、本拠地でのニューヨーク・ヤンキース戦に「3番DH」で先発出場。第3打席に右前安打、続く第4打席は左翼線二塁打を放つなど、この日は4打数2安打だった。3試合連続のマルチ安打で打率を.269とした。大谷とMVPを争うヤンキースのアーロン・ジャッジは51号3ランを含む3安打をマーク。試合はジャッジの活躍もあり、ヤンキースが7ー4で勝利した。

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■3試合連続のマルチ安打

ヤンキースの先発右腕ジャーメソン・タイロンとの対戦では第1、2打席とも空振り三振に倒れた大谷。しかし、3打席目で救援右腕ルー・トリビーノから右前安打を放つと、続く第4打席も左腕ワンディ・ペラルタから左翼線二塁打。この日は4打数2安打で、3試合連続のマルチ安打を記録。打率は.269となった。

一方、この試合で大谷のパフォーマンスを上回ったのが、MVP争いのライバル、ジャッジだった。第1打席は三振に終わったものの、第2打席は左前安打をマーク。そして迎えた4回2死一、二塁の第3打席。カウント1―2から外角高めの直球を叩くと、右翼席に飛び込む51号3ランとなった。逆方向への一撃は、打球速度108マイル(約174キロ)、飛距離378フィート(約116メートル)を記録した。第4打席は強烈な三塁ライナーで、第5打席は左前安打で3安打となった。

■NY一部メディアも大谷推し

大谷かジャッジか――。MVP論争が過熱する中、この試合に限ってはジャッジに軍配が上がった形で、NYメディアを中心にジャッジを推す声が一段と高くなっている。しかし、同じNYメディアでもニューヨーク・メッツの試合を主に扱う放送局「SNY」は様子が違う。「アーロン・ジャッジがピッチングを始めたら、ショウヘイ・オオタニを超えてMVPになれる」という見出しでコラムを掲載。「MVPの受賞資格に明確な定義がないため、答えのない議論が生まれている」と現在の論争を評した上で、「ショウヘイ・オオタニが投手としても打者としても優れている以上、彼以外の選手はMVPにはなれない」と断言。

さらに「野球のポジションには投手と野手の2種類あるが、両方できるのは一人(大谷)しかない」と記し、ジャッジについては「MVPになるには不運な時期にプレーしている」と指摘、大谷超えの難しさを伝えた。

■マリス超えが受賞ノルマ

また、米スポーツメディア「FANSIDED」は、「ア・リーグ MVPパワーランキング 9月に入った時点での順位」と題し、MVPレースを考察。ただ、上位5選手の名前を挙げているものの、現実的には「2人に絞られた。正直に言うと、ヤンキースのアーロン・ジャッジとエンゼルスのスーパースター、ショウヘイ・オオタニの2人だ。それ以外の選手は3位を争っている」とした。

記事は1位ジャッジ、2位大谷(3位ヨルダン・アルバレス、4位ホセ・ラミレス、5位マイク・トラウト)としているものの、「ジャッジはアクセルを踏み続けた方がいい、さもなければオオタニがシーズン最後に追い抜くだろう。今シーズンのジャッジの活躍は目を見張るものがあり、オオタニがマウンドでも打席でも圧倒的な存在感を示している事実がなければ、満場一致でア・リーグMVPを受賞していたはず。

ジャッジとしては何の疑いもなく投票してもらうために、シーズン終了までにあと10本ホームランを打つ必要がある。もしジャッジが、ロジャー・マリスの持つア・リーグ記録、シーズン61本塁打を超えることができれば、間違いなくトロフィーを手にすることになるだろう」と結び、ジャッジが受賞するにはマリス超えがノルマとした。MVP争いは僅差のデッドヒートとなっているようだ。

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文●SPREAD編集部


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