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【七夕賞/追い切り診断】フェーングロッテンを上回る「S」の最高評価 「重賞初V目前、絶好の気配」

 

【七夕賞/追い切り診断】フェーングロッテンを上回る「S」の最高評価 「重賞初V目前、絶好の気配」

■セイウンハーデス

【中間調整】3歳時はクラシック本番こそ凡走に終わったものの、プリンシパルS勝ちやセントライト記念4着など素質の片鱗は見せていた馬。昨年の菊花賞(17着)後に蹄の不安を解消するため、半年弱の休養に入る。復帰戦だった競馬法100周年記念(3勝クラス)では、長期ブランクを感じさせることなく快勝すると、続く古馬重賞初挑戦だった新潟大賞典は、主導権を握る積極的な競馬から2着。勝ち馬カラテの道悪適性と、鞍上・菅原明騎手の騎乗を褒めるしかない内容で、3着には8馬身をつけていた。重賞戦線でやれる能力を改めて示したと言っていい。

◆【七夕賞2023予想/追い切り診断】重賞V王手の“主役”が辛口「B」評価 「失速ラップは体調面か精神面か…」

休養明けから2戦使われ反動が皆無なことから、陣営は即座に次戦を七夕賞に設定。このレースからサマー2000シリーズのチャンピオン獲りに挑む構えだ。短期放牧を挟んで6月頭に栗東へ帰厩。4日の坂路14-14を皮切りに、徐々に負荷が強められている。1週前のCW併せ馬には幸騎手が騎乗。外から先行する良血素質馬ブライトジュエリー(フローラS3着)をマクっていく意欲的な内容で、相手もしっかり伸びていたが、それ以上の切れからスパッと抜き去って2馬身の先着という動きだった。抜け出してからもソラを使わず集中して走れていたのもいい。

【最終追い切り】1週前のCW併せ馬で強い負荷を掛けられたのが、実質の最終追い。レース当週は福島への輸送も考慮され、息を整える程度の内容に留まる。坂路を単走で駆け上がり、馬なりのままスムーズに加速。ラスト2Fが13秒5-12秒3とメリハリの効いたギアチェンジぶりだった。

【見解】1週前の動きは圧巻だったし、ブリンカー効果で集中し脚を溜めることができていた、最終追いの動きも申し分なし。最終追いではかなり渋った馬場をまったく苦にせず、スイスイと駆け抜けたあたりメンタル面の強化も感じられる。重賞初Vは目前と言える絶好の気配。

総合評価「S」

七夕賞2023予想 予想コラム一覧

▼騎手データ

◆【騎手データ】バトルボーン・津村騎手は“押さえ”まで 狙いは単回収値「350」の買い条件ジョッキー

▼追い切り診断

◆【追い切り診断】重賞初挑戦の新興勢力が「A」の高評価 「両睨みの前倒しは順調の証」

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◆【追い切り診断】想定“10人気”前後に高評価「A」の警報 「評判馬を相手に優勢の併せ馬」

◆【追い切り診断】重賞V王手の“主役”が辛口「B」評価 「失速ラップは体調面か精神面か…」

▼データ攻略

◆【データ攻略】イクイノックスを彷彿とさせる怪物候補 “勝率100%”合致で「買わない理由なし」

◆【データ攻略】フェーングロッテンより“得をした”4歳馬 「2.1.0.0」該当で鉄板級の1頭

◆【データ攻略】想定10人気以下に「1.0.2.0」 CBC賞で得た“とっておきの攻略法”で浮上の爆穴候補

◆【データ攻略】「連対率80%」該当の前走2桁着順 “もう買うしかない”激走ローテとは

▼穴馬予想

◆【穴ライズ】前日“10人気”前後の爆穴 「展開面を考えれば一発ズドンはある」

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◆【穴ライズ】単勝オッズ“2桁”確定の刺客 「手頃なハンデで重賞制覇の好機」

◆【穴ライズ】想定“8人気”前後の盲点 「前走惨敗から一気の巻き返しはある」

◆【危険な人気馬】前走・重賞2着の人気馬は“消し” 「1番人気でも大敗馬が続出」

◆【WIN5予想】メインは単勝オッズ“2桁”想定含む4頭で高配当狙い プロキオンSは逃げ馬「一点突破」

▼血統傾向

◆【血統傾向】単勝“8人気”前後の母父に注目 「この舞台はドンピシャと言える配合」

◆【血統傾向】想定オッズ“2桁”の刺客が波乱を演出 「前走惨敗で見限るのは早計」

▼その他、過去10年データ傾向

◆【脚質傾向】上がり2位「5.1.0.5」に注目 過去2連対の“逃げ”フェーングロッテンは2着まで

◆【前走ローテ】フェーングロッテンら重賞上位組は“連軸”候補 過去5勝を誇る条件に注目

著者プロフィール

西村武輝(にしむらぶこう)●フリーライター
競走馬の追い切り評価を専門として、ネットメディア中心に執筆を続けているフリーライター。現在、UMAJIN.net「競馬サロン」においては毎週の重賞出走全頭のレポートを執筆、担当。またプロレス関連業界にも関わっており、週刊プロレスや書籍等への寄稿歴もある。