【七夕賞/WIN5予想】メインは単勝オッズ“2桁”想定含む4頭で高配当狙い プロキオンSは逃げ馬「一点突破」

 

【七夕賞/WIN5予想】メインは単勝オッズ“2桁”想定含む4頭で高配当狙い プロキオンSは逃げ馬「一点突破」

9日に七夕賞(GIII、福島芝2000m)を含めたWIN5対象レースが行われる。

JRAが指定する5つのレースで1着馬を当てるWIN5は、過去に5億円超えの高額配当を記録したこともある、まさに夢の馬券。先週は、的中票数156票、払戻金307万7600円となり、5月21日以来となる好配当を記録した。

ここでは対象レースの過去10年データをベースに、WIN5を攻略する。

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■七夕賞は大荒れに警戒

過去10年の平均三連単配当額は45万752円と、重賞の中でも荒れる傾向の強いレース。2018年には11番人気、4番人気、12番人気という決着で、三連単256万3330円という高配当を記録した。人気傾向を見ても、1~3番人気が7勝、残り3勝を5、6、11番人気が挙げており、穴馬の好走にも期待が持てる。

脚質傾向を見ると逃げ1勝、先行7勝、差し2勝、追込0勝と完全に前が有利。しかし逃げ切りは2014年のメイショウナルトまで遡るため、3戦連続で逃げ切り策をとっているフェーングロッテンには厳しい戦いとなりそうだ。

最後に斤量別成績を見ると55.0キロ以下【2.5.8.73】、55.5~57.0キロ【7.3.1.41】、57.5キロ以上【1.2.1.7】。重い斤量はレースへの影響が強いと言える。

以上のデータを考慮すると、バトルボーン、レッドランメルト、グランオフィシエ、テーオーソラネル、セイウンハーデスの5頭が浮上。しかし、前走12着以下からの優勝はこれまで無しであるため、レッドランメルトを消した4頭で荒れるWIN5を攻略する。

■プロキオンSは逃げ馬一点突破

WIN1の中京10R・フィリピンTは、過去10年7月に行われた中京ダ1800m(全9鞍)のデータから分析する。脚質傾向を見ると、逃げ1勝、先行7勝、差し1勝と前が止まらない。日曜日は雨ということを考慮すると、この傾向はさらに強くなるだろう。ここでは先行力のある、ジャルジェ、リースタル、ノボリクレバー3頭で攻略する。

WIN2福島10R・天の川賞は2015年から22年の8年間データで分析する。過去8年のうち1番人気が4勝を挙げており、荒れることも少ないレース。脚質傾向を見ると、逃げ1勝、先行4勝、差し2勝、追込1勝で、追込の1勝はマクリによるもの。こちらも前が止まらない傾向にあるが、逃げ切りは難しい傾向となっている。ここは点数を絞り、上位人気が予想されるハッスルダンクの一点突破を狙う。

WIN3函館11R・五稜郭Sは過去10年、1番人気が【4.1.4.1】の勝率40.0%、複勝率90.0%を記録。1番人気候補はしっかりと押さえておきたいレースでもある。脚質傾向を見ると、先行5勝でやや前有利か。人気が予想されるダークエクリプス、フィールシンパシーを押さえつつ、函館芝1800mでの実績があるジャスティンエースも含め3頭で攻略する。

WIN4中京11R・プロキオンSは2013年~19年に中京で開催されたレースを参考に分析していく。過去の人気傾向を見ると、歴代優勝馬は全て1~5番人気の馬。中京開催では穴馬の激走もなく、平穏な決着となる傾向が強い。脚質傾向を見ると逃げ1勝、先行3勝、差し2勝、追込1勝で、やや前が有利という程度。しかし日曜日の天候を考慮すると、スピードに乗った逃げ馬がそのまま押し切る展開も考えられる。今回の出走馬ではドンフランキーが有力と見た。WIN4も一点で突破する。

WIN1:ジャルジェ、リースタル、ノボリクレバー
WIN2:ハッスルダンク
WIN3:ダークエクリプス、フィールシンパシー、ジャスティンエース
WIN4:ドンフランキー(7)
WIN5:バトルボーン(3)、グランオフィシエ(10)、テーオーソラネル(14)、セイウンハーデス(15)

計36点

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文●塚本元気(SPREAD編集部)

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