9日は福島競馬場でサマー2000シリーズの初戦にあたる七夕賞(GIII、芝2000m)が開催されます。
夏の福島を彩る名物ハンデ重賞は1980年以降、福島芝2000mを舞台に行われきましたが、2000年は東京、11年は中山開催。この2年を除く2001年以降の過去データを基に、気になる騎手データを見ていきます。
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目次
■丸田恭介騎手に激走の可能性
今年の七夕賞に騎乗する騎手の中で、2001年以降(2011年の中山開催を除く)騎乗経験があるのは12騎手。各騎手のデータは次の通りです。

七夕賞騎手別成績(2001年以降|2011年の中山開催を除く)
騎乗数でフィルターをかけるとピックアップできる騎手が限られてしまうため、今回は過去騎乗数を考慮せず、着順と人気のバランスに優れ、連対率も優秀な3騎手を中心に見ていきます。
まず取り上げるのが、一発の可能性がある丸田恭介騎手。
同騎手は2018年に12頭立てで11番人気だったメドウラークで優勝。その年の七夕賞は大波乱となり、3連単256万馬券の立役者となりました。その後の2回は2桁人気の馬で見せ場なしですが、再び大波乱を演出しても全く驚けません。
今年の七夕賞で騎乗予定は前日17時時点13番人気のホウオウエミーズ(牝6、美浦・池上昌和厩舎)。前走・マーメイドSを10番人気で3着に激走した直後に関わらず、さらに人気落ちの状況ですし、押さえて損はなさそうですね。
■田中勝春騎手は高値安定
続いて「七夕賞男」こと、田中勝春騎手のデータを見ていきます。
2002年に3番人気イーグルカフェで1着、03年に6番人気ミデオンビット1着で連覇し、昨年は6番人気エヒトで1着と、集計期間内3勝を挙げています。
とりわけ昨年のエヒトは同騎手にとって3年ぶりのJRA重賞制覇であり、「七夕賞男」としての存在感を発揮しましたね。
注目ファクターは騎乗馬の年齢で、【田中勝春騎手】×【5歳or6歳】の組み合わせは【3.1.0.5】で勝率33.3%、連対率44.4%と数値が上昇。単勝回収値「350、複勝回収値「117」も文句なく、この条件に該当すれば買いです。
そんな田中勝春騎手は昨年の優勝馬エヒト(牡6、栗東・森秀行厩舎)に騎乗予定。同馬は熱い条件に当てはまり、前日17時時点2番人気。素直に信頼すべきでしょう。
■戸崎圭太騎手は人気次第
続いて全12騎手の中で最も優秀な連対率37.5%を記録する戸崎圭太騎手のデータを見ていきます。
2016年は3番人気アルバートドックで1着、2017年は1番人気ゼーヴィントで1着と連覇し、2021年は2番人気トーラスジェミニで1着。計3勝を挙げています。
買いどころがわかりやすい騎手で、【3番人気以内】なら【3.0.0.1】、【4番人気以下】なら【0.0.0.4】。3番人気以内の戸崎圭太騎手は“アタマ”で買いと覚えておきましょう。
ただし、今年の七夕賞で戸崎圭太騎手が跨るのが、前日17時時点10番人気のグランオフィシエ(牡5、美浦・久保田貴士厩舎)と伏兵。データを覆す騎乗に期待したいところです。
■人気馬バトルボーン騎乗の津村明秀騎手は
最後は前日17時時点で僅差の1番人気バトルボーン(牡4、美浦・林徹厩舎)に騎乗予定の津村明秀騎手を見ていきましょう。
2018年に4番人気マイネルサージュで2着の好走経験はありますが、七夕賞ではこれ以上の人気馬に跨ったことがありません。そのため集計範囲を福島芝2000m戦に広げ、1-2番人気のデータをまとめていきます。
結果は2001年以降、【7.2.2.14】連対率36.0%で、連対率は悪くありませんが、平均人気「1.8」に対し、平均着順「5.4」と着順の大きな落ち込みが見られるのが気になりますね。
また前述の条件では、【4歳馬騎乗時】に【1.1.0.5】連対率28.6%とイマイチなデータも。バトルボーンに関しては買いと判断できるデータが見つからず、人気でも押さえ程度の判断が妥当かもしれません。
以上、七夕賞の気になる騎手データでした。データ注目騎手は田中勝春騎手です。美浦の大ベテランの連覇に期待します。
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著者プロフィール
伊藤大輔(いとうだいすけ)●「UMAJIN.net」編集部
秋田県生まれ。スポーツ関連書籍出版社、競馬専門紙の勤務を経て、現在はUMAJIN .netでライティング、競馬データ解析等を担当。『SPREAD』では主観的要素の強い「馬体解析」と客観的なデータの蓄積である「騎手データ」から、注目すべき馬と騎手を取り上げていく。














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