ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は今シーズン44本塁打を放ち、現在もア・リーグ本塁打王を独走している。
2位のルイス・ロベルトJr.(シカゴ・ホワイトソックス)は前日23日(日本時間24日)に大谷に6本差に迫る38号を放つも、24日(同25日)は第1打席で負傷交代。大谷の本塁打王がより現実味を帯びてきた。
◆ドジャースかレンジャーズか 大谷翔平の「移籍先、金額、契約期間」で大激論 右肘手術で新契約は“史上最も”複雑に
■本塁打&出塁率で現在トップ
本塁打王を争うロベルトJr.はこの日、敵地でのボストン・レッドソックス戦に「3番中堅」で先発出場。第1打席で四球を選び出塁すると、その後二盗に成功、しかしその際右膝を痛めて途中交代となった。精密検査を受けることになり、残りの試合への出場が不透明となったことで、大谷の本塁打王の可能性が増したかたちだ。
大谷は右肘じん帯の損傷と右わき腹の痛みを理由に、投手としては8月23日(同8月24日)、打者としては3日(同4日)の試合を以て今シーズンを終えた。しかし、その後も本塁打王では変わらず首位、さらには出塁率でもア・リーグトップの.412をマークと、圧倒的な記録でトップの座を守り抜いている。
一方、打率はリーグ1位のコーリー・シーガーが.333。残り試合すべてで5打数無安打としても.312と、大谷を上回る計算で大谷がタイトルに絡む確率は事実上なくなった。今季終盤はケガに見舞われたものの、歴史的な好成績でシーズンを終えた大谷。このまま本塁打王と出塁率でトップを死守することができるか。
◆「1カ月たった今でも夢のよう」米老舗誌が大谷翔平の投打にわたる“奮闘劇”に再脚光、新星との交流にも注目
◆「最も記憶に残る瞬間はオオタニのもの」米老舗誌が2023年を総括 “投手大谷”を評価「7つの球種を操る」
◆大谷翔平は「歴史的に見て例外的な人物」 米メディアがFA特集、ドジャースは「高校時代から追いかけていた」
文●SPREAD編集部