「自分たちがいることを証明できた」長﨑美柚、21歳の“最年長”が導いた6連勝 木原美悠は若手抜擢に持論「自分はTリーグで…」

 

「自分たちがいることを証明できた」長﨑美柚、21歳の“最年長”が導いた6連勝 木原美悠は若手抜擢に持論「自分はTリーグで…」
長﨑美柚 撮影:SPREAD編集部

ノジマTリーグ 2023-2024シーズン」は28日、カルッツかわさきにて木下アビエル神奈川対日本ペイントマレッツの試合が行われ、木下アビエル神奈川が3-1で勝利した。

◆木原美悠、“10歳Tリーガー”松島美空は「サーブがうまくてびっくり」 次戦にも意気込み「8連勝につなげていける」

■平野美宇、張本美和が不在

1番手のダブルス、2番手のシングルスで登場した長﨑美柚は、21歳ながらこの日のメンバーで最年長。平野美宇張本美和不在の中で「オーダーも1番、2番のなかでチームを勢いづける、次の(木原)美悠につなぐという役割だった」と語った通り、ともに勝利しチームの6連勝につなげた。

長﨑はKA神奈川について、「それぞれの国際大会が控えていて、誰かがいなくてもまた次の選手がいるのがすごく強み」とコメント。平野、張本が国際大会のため不在で、中国人選手も帰国という“緊急事態”の中で、「自分たちがいることを証明できた」と胸を張る。

また、ダブルスを組んだ15歳の面手凛や14歳の牧野美玲といった若手選手が経験値を積んだことに対して、「同じ場所で練習している中でこうやって試合ができて私たちも嬉しい」と想いを述べ、「一緒に強くなっていけたらいい」とチームとしての経験値アップにつながるとした。

■大藤沙月とフルゲームの激闘

木原美悠 撮影:SPREAD編集部

また、“Wみゆう”の相棒でもある木原美悠も3番手のシングルスで大藤沙月とフルゲームの激闘を演じながら、最後は勝ち切り勝利をもたらした。

Advertisement


木原は「前回対戦した時は本当に簡単に、何もすることのない流れで負けてしまったので、それから自分の課題を克服しようと思って、負けられないという強い気持ちが最後に出せた」と意地の勝利を振り返る。

また、面手や牧野といった若手の出場について、「試合に出るだけじゃなく勝つことが自分の自信にもつながる。自分も中学生からTリーグに参戦させていただいて、Tリーグで成長した自分がいるので、試合に出ることは大事なこと」と自身の経験も踏まえながら試合に出ることの重要性を説いた。

チームが苦しい中で重要な役割を担った長崎と木原。スター軍団を支える2人が若手の成長を見守りながら、KA神奈川を6連勝に導いた。

◆“10歳Tリーガー”松島美空、初対戦の木原美悠にストレート負け 奮闘も「トップ選手を見習いたい」と今後見据える

◆「将来的にはエース」松島輝空、16歳新星が単複“2点起用”に応える 戸上隼輔は後輩に完勝「大事なところで1本取れた」

◆「伊藤美誠らしく生きていきたい」23歳“バースデー勝利”で語った悔しさと3度目五輪への想い「楽しく気楽に」【Tリーグ】

(Y.Imoto/SPREAD編集部)