「ITTFアジア卓球選手権2024」は13日、女子シングルスの決勝が行われる。第5シードの張本美和（木下グループ）は第66シードの金琴英（北朝鮮）と対戦する。張本美は今大会団体戦決勝で中国選手に2点取りで金メダル獲得に貢献。シングルスでも世界6位の陳幸同（中国）や日本の伊藤美誠（スターツ）を下して決勝に勝ち上がっており、個人でもタイトル奪取なるかは期待が高まる。
ここでは女子シングルス決勝「張本美和 vs. 金琴英」の試合結果をリアルタイムで更新する。
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◆【速報】張本美和、北朝鮮の金琴英相手に1－3敗戦で金ならず 快進撃見せた16歳が団体に続く二冠逃すも殊勲の銀メダル
ライブ速報・試合結果
張本美和 1－3 金琴英
（11-6,6-11,10-12,6-11）
第1ゲーム
立ち上がりを支配したのは張本美で5連続ポイントで流れに乗るが、金琴英の反撃にあい6－6の同点に。サービスからの2本をものにした張本美が4連続ポイントで再び勢いをつかみ、ゲームポイントから鋭いレシーブを得点につなげ11－6でものにする。
第2ゲーム
金琴英が5連続ポイントで反撃に出るスタート。張本美は2－5ビハインドから強気のラリーで押し込みポイントを奪うと、バックハンドのレシーブでも相手のミスを誘い点差を詰める。しかし、金琴英のコースを狙ったフォアが光りゲームは終盤へ。張本美は序盤の点差が響き、6－11でこのゲームを奪われる。
第3ゲーム
張本美は金琴英の奥をつくツッツキなどが決まり、序盤に4－1でリード。ラリー戦では鋭い回転で相手のミスを誘うなど攻撃的な姿勢が光る。粘りを見せる金琴英も的確なレシーブで対応し、互角のまま終盤に向かう。7－7からのラリーでは金琴英が鋭いフォアでポイントを奪い、張本美もフォアで応戦するなど点の奪い合いになる。試合はデュースに突入したなか、張本美は10－12で奪取される。
第4ゲーム
立ち上がりは両者互角の入りのなか、3－3からの金琴英の鋭いバックに失点した張本美が直後にフォアで同点に追いつく。しかし、4－6からのフォアがオーバーとなった張本美が思わずタイムアウト。点差が広がった張本美は相手のレシーブに押される場面も目立ってくる。タイムアウトも巧みに使って流れを渡さなかった金琴英に6－11でそのまま逃げ切られ、張本美は敗戦。シングルスは銀メダルとなった。
ここまでの試合結果
準決勝
◯張本美和 3-1（11-8,11-6,11-13,11-8） 伊藤美誠（スターツ）
準々決勝
◯張本美和 3-1（15-13,6-11,11-8,13-11） 陳幸同（中国）
4回戦
◯張本美和 3-1（11-8,9-11,11-7,11-5） マニカ・バトラ（インド）
3回戦
◯張本美和 3-0（11-5,12-10,11-8） 金娜英（韓国）
2回戦
◯張本美和 3-0（11-6,11-3,11-2） チャン・リーシアン・アリス（マレーシア）
張本美和（C）ロイター
■金琴英（キムクンヨン）
2001年8月17日生まれ、北朝鮮出身。2019年の世界ジュニアでは女子ダブルスでベスト8、女子団体で銅メダルに輝いた。パリ五輪では李正植と混合ダブルスでペアを組み、メダルの有力候補だった早田ひな（スターツ）、張本智和（智和企画）を4－1で下すなど快進撃を見せて銀メダルを獲得。今大会でも団体戦準々決勝で世界ランキング1位の孫穎莎、シングルスの4回戦で同4位の王芸迪と中国勢に2勝するなど快進撃を見せている。
金琴英（C）ITTF
