張本美和、北朝鮮の金琴英相手に1-3敗戦で金ならず 快進撃見せた16歳が団体に続く二冠逃すも殊勲の銀メダル【アジア選手権】

 

Y.Imoto/SPREAD編集部

張本美和、北朝鮮の金琴英相手に1-3敗戦で金ならず 快進撃見せた16歳が団体に続く二冠逃すも殊勲の銀メダル【アジア選手権】
張本美和(C)WTT

ITTFアジア卓球選手権2024」は13日、女子シングルスの決勝が行われ、第5シードの張本美和(木下グループ)は第66シードの金琴英(北朝鮮)と対戦。1ー3で敗れ、銀メダル獲得となった。

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■パリ五輪銀メダリストと熱戦

金メダル獲得の立役者となった団体戦での躍進そのままにシングルスでも決勝にたどり着いた張本美。パリ五輪の混合ダブルス銀メダリストの金琴英相手に挑んだ。

第1ゲームの立ち上がりを支配したのは張本美で5連続ポイントで流れに乗るが、金琴英の反撃にあい6-6の同点に。サービスからの2本をものにした張本美が4連続ポイントで再び勢いをつかみ、ゲームポイントから鋭いレシーブを得点につなげてものにする。

第2ゲームは相手に連続ポイントを奪われたなか、張本美は2-5ビハインドから強気のラリーで押し込みポイントを奪うと、バックハンドのレシーブでも相手のミスを誘い点差を詰める。しかし、金琴英のコースを狙ったフォアが光りゲームは終盤へ。序盤のビハインドが響き、張本美が6-11でこのゲームを奪われる。

第3ゲーム、張本美は序盤に4-1でリードを広げ、鋭い回転でラリー戦では相手のミスを誘う。粘りを見せる金琴英も的確なレシーブで対応するなか、7-7からのラリーでは金琴英が鋭いフォアでポイントを奪い、張本美もフォアで応戦するなど点の奪い合いになる。試合はデュースに突入したなか、張本美は10-12で王手をかけられる。

第4ゲームはではあとのなくなった張本美に対し、徐々に金琴英がペースを握り4-6からのフォアがオーバーとなった張本美が思わずタイムアウト。点差が広がった張本美は相手のレシーブに押される場面も目立ち、タイムアウトも巧みに使った金琴英に6-11でそのまま逃げ切られ、シングルスは銀メダルとなった。

団体金メダルに続いて頂点を狙った張本美だが快進撃を見せてきた北朝鮮選手相手に敗戦。ダブルスでは木原美悠(木下グループ)とのペアで決勝まで勝ち進んでおり、二冠をかけて戦うことになる。

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