卓球の「WTTチャンピオンズフランクフルト」が3日からドイツ・フランクフルトにて行われる。今大会はシングルスの世界ランキングトップの選手たちが出場する。
注目されるのが女子シングルスの優勝争い。中国勢に世界ランク上位につける日本選手が対抗できるかはポイントとなってくる。
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■前回のモンペリエでは大藤に敗戦
今回のチャンピオンズでは孫穎莎、陳夢という有力選手2名を欠いたなかでのトーナメントとなってくる。そんななかでも前回のモンペリエ大会を欠場していた世界ランキング2位の王曼昱が第1シードとして出場。長身を生かした鉄壁の守備と両ハンドは世界トップレベルであり、同3位で第2シードの王芸迪とともに中国勢が優勝争いの中心にいる。
この争いに割って入る可能性があるのが第3シードとして出場する張本美和(木下グループ)。モンペリエでのチャンピオンズでは大藤沙月(ミキハウス)に敗れたものの準優勝を果たし、世界ランキングを自己最高の6位に上げた。パリ五輪後安定した戦いを見せ、孫穎莎、王芸迪、陳幸同といった中国選手からも次々に勝利するなど、世界トップの争いに入る力を備えていると見ていい。
張本美は世界22位のニーナ・ミッテルハム(ドイツ)との初陣から今大会をスタートさせるが、2回戦で平野美宇(木下グループ)との同士討ちを迎える可能性がある。さらに、準々決勝まで勝ち進めば、ベテランの鄭怡静(台湾)や9月の「チャイナスマッシュ2024」で敗れた何卓佳(中国)といった選手も同じ山におり、勝ち進むうえではカギを握ってくる。
早田ひな(日本生命)がパリ五輪以降負傷で欠場が続くなか、次世代を背負う存在として存在感を高める張本美。ドイツで迎えるチャンピオンズで16歳が中国勢とのタイトル争いに加われるかは注目となる。
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