卓球の「WTTチャンピオンズフランクフルト」が3日からドイツ・フランクフルトにて行われる。今大会はシングルスの世界ランキングトップの選手たちが出場する。
今回張本美和（木下グループ）、伊藤美誠（スターツ）、大藤沙月（ミキハウス）とともに女子シングルスに出場するのが平野美宇（木下グループ）。福岡で行われる「WTT男女ファイナルズ」への出場も視界に入れており、勝ち上がりが注目される。
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■アジア選手権では陳幸同に勝利
夏のパリ五輪では団体戦で2大会連続銀メダルを獲得し、初出場のシングルスではベスト8に入った平野。その後も国際大会に出場を続け、10月の「ITTFアジア卓球選手権2024」では団体戦決勝で陳幸同に勝利して、中国勢を破っての50年ぶり金メダル獲得に貢献した。
今回のチャンピオンズでは世界ランキング31位のリリー・チャン（アメリカ）と1回戦で戦う平野だが、視界に入れるのが20日から福岡開催の「WTT男女ファイナルズ」への出場。現時点で日本の女子シングルスでは早田ひな（日本生命）、張本美、伊藤、大藤の4選手が出場権を獲得しており、16人の残りの枠をかけた戦いに挑んでいる。
平野はソフィア・ポルカノバ（ポーランド）、銭天一（中国）、アドリアーナ・ディアス（プエルトリコ）といった選手たちと出場権をかけて争う立場にいるが、今大会のドローでは2回戦で張本美との同士討ちの可能性が出てきた。前回のモンペリエ大会で準優勝し、自己最高の世界6位にランキングを上げた16歳との戦いはカギを握ってくる。
モンペリエでは2回戦で日本の大藤に敗れた平野。まずは1回戦の戦いで勝利が求められるなか、フランクフルトで再び日本勢と上位をかけて戦うことになるのか。
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