卓球の「WTTチャンピオンズフランクフルト」は3日、女子シングルス1回戦が行われ、世界ランキング8位の伊藤美誠(スターツ)は、同19位のブルーナ・タカハシ(ブラジル)と対戦。3-0のストレートで勝利して、2回戦進出を決めた。
ブラジルのエースを下した伊藤が試合後に勝利のポイントについて言及。また、躍進を見せる日本の若手選手についてもコメントしている。
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■第2ゲームの苦境をサービスで打開
伊藤は第1ゲーム目の立ち上がりに主導権を握り、幸先よく11-5で奪取する。第2ゲームではブルーナ・タカハシに8-10で先にゲームポイントを握られるが、デュースに持ち込んで逆転でこのゲームを奪い切る。その勢いを維持してストレート勝利を決めた。
試合後に伊藤は「ブルーナ選手が2ゲーム目は調子が上がって、なんでも入るような感じだった」と相手を適応を認めつつ、「いったん落ち着いて、8-10になって私のサーブになったので、とにかく思い切ってサーブを出してラリーをしよう、3球目をしようという気持ちだった」とその後の逆転劇について明かした。
伊藤は「WTTチャンピオンズモンペリエ」の準々決勝で大藤沙月(ミキハウス)と対戦し、1-3で敗戦。そのまま優勝を果たした20歳は一躍脚光を浴び、張本美和(木下グループ)らと並び日本女子期待の若手として台頭してきた。
伊藤は「大藤選手がすべてにおいて良かった。優勝もしましたし、日本人選手を3人(平野美宇、伊藤、張本美和)倒して優勝したので、すごく調子が良かったと思う」とその活躍ぶりを称えつつ、「若い選手がこうやって大きな大会で成績を残してきているので自分たちも負けないようにしたい」と今後に向けて意気込んだ。
伊藤は2回戦で銭天一(中国)とアネット・カウフマン(ドイツ)の勝者と戦う。フランクフルトでの勝ち上がりには注目が集まる。
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