「『イノウエの言い訳』を聞くのは馬鹿げている」アフマダリエフ、井上尚弥へ対戦要求も不満爆発……不信感も吐露「誰かがこの試合の実現を望んでいない」

 

A.Kudo/SPREAD編集部

「『イノウエの言い訳』を聞くのは馬鹿げている」アフマダリエフ、井上尚弥へ対戦要求も不満爆発……不信感も吐露「誰かがこの試合の実現を望んでいない」
ムロジョン・アフマダリエフ(C)Getty Images

ボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋)との対戦をかねてから熱望している、WBA世界同級暫定王者ムロジョン・アフマダリエフ(ウズベキスタン)が27日(日本時間28日)、米専門メディア『ボクシングシーン』のインタビューに応じ、試合が実現しない現状に対し、「何が起こっているのか分からない」「間違いなく誰かがこの試合の実現を望んでいない」と不満を述べた。

◆ボクシング元世界王者、“無双状態”の井上尚弥のフェザー級転向に期待感「完全に今行ってもいい」

■挑戦権を持つ暫定王者が不満吐露

『ボクシングシーン』は、「ムロジョン・アフマダリエフ:ナオヤ・イノウエが私を避ける言い訳を聞くのは馬鹿げている」と題したインタビュー記事を投稿。元WBAスーパー・IBF世界同級統一王者で13勝1敗(10KO)の30歳の心境を報じた。

Advertisement


アフマダリエフは「私は元統一王者だ。最高の選手と戦いたい。イノウエは最高の選手。ただタイトルをとりたいだけではない」と主張。その上で「何らかの理由で約2年間試合は行われずにいる」と不満を吐露した。

アフマダリエフは2023年4月に挑戦者マーロン・タパレス(フィリピン)とタイトルマッチで対戦。判定負けを喫したことで、2団体のベルトと、井上と戦うチャンスを失った。その後、王者となったタパレスは8カ月後に井上と対戦し10ラウンドKO負けとなった。

タイトルを失ったアフマダリエフは、23年12月にWBA挑戦者決定戦、昨年12月にWBA暫定王座決定戦で2連勝を挙げ、WBAから「暫定王者」として認定を受けた。これにより立場上は挑戦権を有し、他団体の1位選手よりも有力な対戦候補と目されることとなったが、試合は実現の兆しがなく井上側が試合を避けていると主張している。

Advertisement


■「間違いなく誰かがこの試合の実現を望んでいない」

今の現状については「何が起こっているのか分からない、本当に分からない」と語り、「明らかに誰かがこの試合の実現を望んでいない。彼自身か、彼の陣営か、彼のプロモーターか。誰がそうしているのか分からない。通常、ファイターは誰とでも戦うが、間違いなく誰かがこの試合の実現を望んでいない」と井上陣営への不信感を述べた。

アフマダリエフは「私は誰も信用できない。偉大なチャンピオンは常にベルトを防衛してきた。それがルールだ。私は18か月で3つの義務を果たした。『イノウエの言い訳』を聞くのは馬鹿げている。私はいつでもどこでも彼と戦う準備ができている。ラスベガス、日本、サウジアラビアに行く準備ができている。世界最高のファイターと戦う機会を得るためにどこへでも行く準備ができている」と自身の正当性を主張し、再び対戦を要求した。

王者・井上については「イノウエは素晴らしいファイター。彼の技術、パワー、スピード、賢さを疑ったことは一度もない」とリスペクトを述べた上で、「だが、私も簡単に負けるわけではない」とし「彼が戦った誰よりも強い。今は肉体的に絶頂期だ。素晴らしい顎がある。スピードもある。私には蓄積されたスキルがある。もし機会があってこの試合が実現したら、自分がどれだけ強いかを世界に示すためにベストを尽くすよ」と自信を語った。

◆ボクシング元世界王者、“無双状態”の井上尚弥のフェザー級転向に期待感「完全に今行ってもいい」

◆KOされたキムも「感動、感謝した」 井上尚弥ら日本の品格に海外称賛「完璧な模範」「素晴らしい」

◆「アフマダリエフって誰?」 井上尚弥へ“難癖”のプロモーターに呆れる英番組「危険と知っているが…」

おすすめPR

META POG

Advertisement


Advertisement

Advertisement

まだデータがありません。