【競馬】日経新春杯 ハンデ56キロのアドマイヤビルゴより、軽ハンデの“穴馬”を買え

今週のメインレースは、2021年最初のGII・日経新春杯。2020年覇者のモズベッロは同年の宝塚記念で3着、2019年覇者のグローリーヴェイズは秋に香港ヴァーズを制覇、2018年覇者のパフォーマプロミスは翌年の天皇賞・春3着、2017年覇者のミッキーロケットは翌年の宝塚記念優勝と、勝ち馬がその後にGI戦線で活躍する、いわゆる古馬の出世レースとなっている。

今年は6億円ホースとして評判の高い4歳馬・アドマイヤビルゴ、2019年のクラシック戦線を賑わせた5歳馬・ヴェロックスなど、ここで結果を残せば一気にGI戦線を賑わせてくれそうな素質馬が参戦。

過去10年、世代別の成績を見ると、4歳馬は【8-4-1-20】、5歳馬は【1-4-4-24】、6歳馬は【1-2-5-28】と、4歳世代が圧倒。人気を背負うアドマイヤビルゴにとって好都合のデータとなる。しかし、勝利した4歳馬のうち、ハンデ55キロ以下が6勝、56キロ以上は2勝と、55キロ以下での好走が目立っており、ハンデ56キロのアドマイヤビルゴをどう見るか、が今回のテーマとなる。

◆アドマイヤビルゴに騎乗する『武豊騎手』にとって不吉なデータとは

■56キロで好走の4歳馬は重賞実績が必須

ここで過去10年、日経新春杯でハンデ56キロ以上を背負った4歳馬を、ここまでの主な実績とともに並べてみる。

好走できているのは、レーヴミストラルダノンバラードヒルノダムールルーラーシップローズキングダムの5頭。いずれも重賞ウイナー、または前年のクラシックレースで好走実績のある馬ばかり。ときに、前年に京都新聞杯1着があるレッドジェニアルは、日経新春杯でハンデ56キロを背負い、1番人気で7着と、いかにハンデ56キロ以上が厳しい戦いを強いられているかが見て取れる。

アドマイヤビルゴはここまで5戦4勝ながら、重賞実績は京都新聞杯4着のみ。しかも、前走アンドロメダS1着時は54キロで、同レース2着のクラージュゲリエは当時56キロで今回も56キロと、斤量差が2キロ詰まったことになる。また、2走前のムーンライトハンデキャップ1着時は54キロで、同レース2着のショウリュウイクゾは当時56キロで今回53キロと、2キロ差のハンデが、逆に今回はアドマイヤビルゴのほうが3キロ重いハンデを背負うことになる。

当時の着差を考えると、アドマイヤビルゴの56キロは、いわゆる「見込まれたハンデ」となる。

■穴を開けるのは、やはり軽ハンデの人気薄

むしろ、狙いは軽ハンデの馬。たとえば昨年はハンデ52キロのモズベッロが制し、3着にも51キロのエーティラッセンが11番人気で好走し、2018年にはハンデ52キロのガンコが7番人気で3着に入った。2013年には、10番人気のカポーティスターがハンデ52キロで制するなど、やはり穴を開けるのは軽ハンデの馬だ。

ここで狙ってみたいのが、ハンデ53キロのショウリュウイクゾ。前走、1番人気で11着の関ケ原Sは不可解な敗戦だが、ペースがあまりに遅く、馬が嫌気を差して競馬をやめたと陣営。2走前・ムーンライトハンデキャップは、54キロのアドマイヤビルゴを相手に、56キロを背負って1馬身1/4差の2着。芝2200mで【1-2-1-1】と非根幹距離で安定しており、軽ハンデを生かした粘り込みに期待する。

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著者プロフィール

山田剛(やまだつよし)●『SPREAD』編集長
アスリートの素顔を伝えるメディア『SPREAD』の編集長。旅行・アウトドア雑誌のライターを経て、競馬月刊誌「UMAJIN」の編集長として競馬業界へ。その後、Neo Sports社にて、「B.LEAGUE」「PGA」「RIZIN」等のスポーツ×ゲーミフィケーション事業に携わり、現在に至る。競馬は、1995年マイルCSの16番人気2着メイショウテゾロの激走に衝撃を受けて以来、盲点となる穴馬の発掘を追求し続けている。

twitterアカウントはこちら⇒『SPREAD』編集長・山田


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