【MLB】「消えるスライダー」大谷翔平、新たな武器で6回8K 指揮官も絶賛「ベリースペシャルだ!」

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手は19日(日本時間20日)、敵地でのオークランド・アスレチックス戦に「2番投手」としてスタメン出場。後半戦初となる投打同時出場で、投手としては6回を3安打無失点8三振に抑えた。0-0のまま降板し、5勝目はならなかった。降板後の7回からは右翼の守備にも就いた。打者としては3回に二塁打を放つなど4打数1安打で打率.277となった。チームは1-4で敗れた。

速球だけでなく、随所で変化球も織り交ぜた緩急自在の投球を披露した大谷だが、特にスライダーについてはMLB公式Twitterでも「消えるスライダー」と紹介されている。

◆【実際の映像】相手打者を翻弄する「消えるスライダー」 大谷翔平、緩急自在の好投となったアスレチックス戦の奪三振ハイライト

■緩急自在の投球で相手をねじ伏せる

大谷は今季14度目の先発登板で、投打当時出場は11度目。後半戦初めてマウンドに立ったこの日は、4勝目を挙げた前回登板(現地6日、レッドソックス戦)と同様、安定した投球で0を重ねた。

しかし、迎えた3回、四球と二塁打で1死二、三塁の大ピンチ。ここで大谷のギアが一段上がった。2番アンドルスに対して、まず98マイル(約158キロ)の直球を投げ込むと最後はスライダーで空振り三振に切って取る。続く3番オルソンも二ゴロに仕留めてこのピンチを脱すると、大谷は拳を握り大きく吠えた。この回、ラスト8球のうち6球が98マイル超えで、速球の威力を存分に生かした投球だった。

ただ、この試合の大谷は力だけでない“したたかさ”も見せた。3回以降は変化球を多用。3~6回に投じた主な球種と球数は直球11、スライダー14、カッター7、カーブ7、スプリッター7と多彩な投球にシフトチェンジし、相手打線をかく乱した。特に冴えたのがスライダーで、MLB公式Twitterは奪三振のシーンとともに「大谷の消えるようなスライダー」とつづった。

■「どんなに打とうとしても打てない」と称賛の声

そのほかにも大谷の投球について、「どんなに打とうとしても打てない」「本塁打王がえげつないボールを持っていることに驚きを隠せない」「今夜マウンドに立ったオオタニは素晴らしかった」と称賛の声がSNS上に並んだ。

米放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」Twitterは、マドン監督の会見をアップしており、その中で大谷ついて問われた同監督は開口一番、「スペシャルだ。ベリースペシャルだ」と興奮気味に切り出すと、「ショウヘイは工夫を凝らしていた。相手が自分に対して何を仕掛けてくるのか、試合中に考えて色々な配球を始めたんだ」と大谷のクレバーぶりを評価。さらに「スライダーもカットボールも良かったし、最後の方はいつもの良いスプリットも投げられていた」と賛辞を贈っていた。

■スタッシではなく、カート・スズキ起用に驚きも

メジャー自己最多となる5勝目はお預けとなったが、大谷にとってもチームにとっても意義のある試合だった。

米地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」電子版は、「最も驚きだったのは捕手がスタッシではなく、カート・スズキだったこと」と書いた。マドン監督は、大谷が4勝目を挙げた時にバッテリーを組んだスタッシではなく、6月30日のニューヨーク・ヤンキース戦で1回持たずに降板した時の捕手であるカート・スズキをチョイス。指揮官はどうやらバッテリー目線ではなく、打者として相手投手と相性の良いカート・スズキを選んだようだが、「大谷-スズキ」という今シーズン主に組んでいたバッテリーが再び守備面でも結果を出したことで、今後はチームにとっても作戦面で幅が広がりそうだ。

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文・SPREAD編集部


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