【MLB】大谷翔平、スプリットで三振の山 マドン監督も絶賛「ショウヘイは美しかった」

エンゼルス・大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平投手が19日(日本時間20日)、本拠地エンゼル・スタジアムでのオークランド・アスレチックス戦に「2番・投手」で先発出場。8回5安打2失点、10奪三振の力投を見せたが勝敗は付かなかった。

1918年にベーブ・ルース(ボストン・レッドソックス)が記録した「同一シーズン2桁勝利&2桁本塁打」は、またもお預け。中6日で登板した場合、残る先発機会は2度。残り少ないチャンスで103年ぶりの大偉業達成に挑む。

打者としては2打数無安打2四球に終わり、本塁打は44のまま。なお、延長にもつれこんだ試合は、2-3でエンゼルスが敗れた。

◆【実際の映像】8回の2死満塁のピンチを抑えて渾身のガッツポーズ スタンドからはMVPコール

■8回に99マイルを投じ「MVPコール」浴びる

大谷は初回、2、3番を連続三振に仕留めるなど上々の立ち上がり。しかし、3回に先頭のヤン・ゴームズに先制のソロ本塁打を打たれると、4回にも6番マット・チャプマンに中堅左へ運ばれ2点目を許した。

4回まで毎回の6奪三振を記録しながら2点を献上した投球について、米地元紙「ロサンゼルス・タイムズ」電子版は、「全体的に見てすべての球種が良かったと思います。ただ、本塁打を打たれた2球は非常に残念でした。最近、このようなソロ本塁打を打たれているので、もっと気をつけないといけないですね」という大谷のコメントを紹介した。

7回には三者連続の空振り三振に斬って取るなど圧巻の投球を続けた大谷。8回2死満塁の場面では本塁打を打たれているチャプマンに対し、99マイル(約159キロ)の直球を繰り出し、最後はスプリットで空振り三振に仕留めてピンチ脱出。思わず雄叫びをあげた大谷に、スタンドからは「MVPコール」が贈られた。
米メディア『FOX Sports』のアナリスト、ベン・バーランダー氏は、この日の106球目に99マイルを記録した大谷の投球について「信じられない」とツイート。エンゼルスの公式Twitterも日本語で「最高」とつづった。

■108球のうち55球がスプリット

結局、大谷は自己最長タイの8回を投げ、5安打2失点10奪三振をマーク。特にこの日はスプリットが冴え、108球のうち55球(51%)を投じ、10個の三振のうち9個をスプリットで仕留めた。

米放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」などが試合後の記者会見の様子を伝えており、大谷はスプリットを多投したことについて、「シーズンの一番の目標は健康のまま最後まで終えること。その中で負担のかかる球、かからない球があるが、残り試合も少ないので今回は多めに投げた」と話した。

ジョー・マドン監督は大谷の投球について、「2本の本塁打以外は本当に見事だった」と称賛。8回まで投げさせたことについては、「ショウヘイもまだ体力が残っていると言っていたし、私も投げさせることに抵抗がなかった。彼は美しく投げ切ったよ」と賛辞を贈っていた。

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文・SPREAD編集部


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