ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、敵地でのテキサス・レンジャーズ戦に「2番DH」でスタメン出場。3打数無安打で、打率は.270となった。エンゼルスは5-0で勝利し、貯金は1となっている。
この日も無安打かつ2三振を喫するなど、後半戦の「打者・大谷」は今ひとつ波に乗り切れない状態が続いているが、データを紐解くと内角球への対応が復調へのカギとなりそうだ。
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■後半戦は4本塁打、32三振
大谷は7月28日(同29日)のコロラド・ロッキーズ戦以降、8試合連続で本塁打なしとなっている。前半戦終盤は記録的なペースで長打を量産していたが、後半戦の成績は打率.239、4本塁打、32三振。シーズン通しての三振数は現在130であり、球宴以降はボールを捉えきれない場面が目立っている。
ゾーン別の打率を紐解くと、前半戦の大谷は内外角どちらに対しても穴がなかったが後半戦に入ると内角球への苦戦が続いており、数字の悪化具合は一目瞭然だ。相手投手による内角攻めの割合自体は大きく減少していないだけに、いかにミスショットや空振りを減らせるかが復調に向けてのカギとなりそうだ。
また、“二刀流フル回転”による疲労も懸念されている。マドン監督も休養の必要性に言及しており、6日(同7日)からのロサンゼルス・ドジャース3連戦はDH制のない敵地での試合のため、大谷は代打での起用となる見込み。リフレッシュと限られた打席数で復調への糸口をつかめるかが、今後の成績にも影響を与えそうだ。
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文・SPREAD編集部