今週は真夏のビッグレースでサマー2000シリーズの第4戦、第61回札幌記念(GII、芝2000m)が札幌競馬場で行われる。
今年は、昨年の桜花賞馬でメンバー唯一のGI馬ステレンボッシュをはじめ、昨年の函館記念覇者ホウオウビスケッツに、今年の同レース覇者ヴェローチェエラや、コスモキュランダ、シュヴァリエローズ、アルナシームなど、重賞ウイナーは9頭が登録。加えて函館記念2着のハヤテノフクノスケや、クイーンS2着ココナッツブラウンなど、初重賞制覇を狙う馬が相まみえ、激しい戦いとなりそうだ。
そんな中、重賞連勝を狙うヴェローチェエラが、今回の「危険な人気馬」の標的となる。
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■札幌芝2000mは産駒12頭が出走、勝ち星ゼロ
3歳時に京都新聞杯で3着、今年は日経新春杯で4着、阪神大賞典で5着と、重賞戦線で善戦してきたヴェローチェエラが、前走の函館記念で待望の重賞初制覇。しかも、サッカーボーイが保持していたコースレコードを37年ぶりに更新する、1分57秒8という超抜時計での快勝劇でさらなる飛躍を予感させる。
引き続き札幌記念で好結果を残せば、サマー2000シリーズチャンピオンの座をグッと手繰り寄せることができるが、函館記念覇者は札幌記念との相性は良くない。サマーシリーズが始まった2006年以降、函館記念1着馬の札幌記念での成績は【1.0.2.7】と、連勝を決めたのは2013年トウケイヘイローのみで、7割の馬が馬券圏外に敗れている。逆に、函館記念で6着以下に敗れていた馬が3勝しているように、函館記念での好結果は札幌記念には直結せず、ヴェローチェエラにとっては不安材料。
血統面では、父リアルスティールはフォーエバーヤングの活躍で知られるが、JRA重賞は6勝中5勝が芝で、今後もさらなる活躍馬を輩出することだろう。しかし、産駒のデビュー以降、芝2000mではコンスタントに成績を残している一方、札幌だけは【0.2.1.11】と唯一勝ち星を挙げていないコース。また距離を問わず、性別で比較した札幌芝成績は、牝馬の【6.2.0.17】に対し牡馬・セン馬は【1.1.3.10】と、牡馬の信頼度がいまひとつで、この点も強気にはなれない。
■実績がモノをいう「スーパーGII」
以前は、札幌記念で初重賞制覇というケースも見受けられたが、ハイレベルなメンバーが集う傾向にある近年は、実績が大きくモノをいう。特に近7年は、優勝馬は全てGII以上の重賞を勝利した実績を持っており、7頭中6頭は前走国内外のGIから臨戦だった。前走がGIIIで重賞初制覇、まだGIへの参戦経験がないヴェローチェエラにとっては、実績面でもまだまだ見劣ると言わざるを得ない。
今回も引き続きヴェローチェエラとコンビを組む佐々木は、先週土日連続重賞制覇を果たすなど、今注目の若手ジョッキー。鞍上込みで期待の高まる本馬だが、函館記念からの臨戦という相性の悪さや、血統面、実績の少なさなど、一気にメンバーが強化される今回、前走と同様の好パフォーマンスを見せることは難しいと考え、少なくとも「頭」勝負は避けたい。
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◆著者プロフィール
石川豊●いしかわゆたか
20代から競馬メディアに寄稿。「ユタカ人気」と言われた時代、武豊が騎乗する過剰人気馬をバッサリと切り捨てる馬券術を駆使し、年間回収率100%超に成功。以来、「1番人気の勝率は3割」を念頭に、残り7割の可能性を模索し、「危険な人気馬」理論を唱え続ける。









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