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【プロ野球】巨人入り決定のマット・シューメーカー ピッチングニンジャ命名「ダーティー・スプリッター」に注目

【プロ野球】巨人入り決定のマット・シューメーカー ピッチングニンジャ命名「ダーティー・スプリッター」に注目
巨人に移籍することが決まったマット・シューメーカー(C)Getty Images

巨人は15日、前ミネソタ・ツインズのマット・シューメーカー投手との契約締結を発表した。35歳の右腕は多彩な球種を操り、メジャー9年で通算46勝。背番号は99が予定されており、すでに米アリゾナ州トゥーソンで行われている新外国人のミニキャンプに参加している。

ベテランらしい投球で、昨季防御率リーグ4位に終わったチームの投手力強化に貢献できるか。先発の一角を担うことが期待されている。

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■多彩な球種を操りメジャー46勝

4シーム、スプリット、シンカー、スライダー、カーブなど多彩な球種を操るシューメーカー。速球派ではなく、武器として挙げられるのはスプリット。「Pitching Ninja」ことロブ・フリードマン氏もかつて「85マイルのダーティー・スプリッター」とつづり、動画とともにアップしていた。

6年間に及ぶマイナー経験を経て、2013年にロサンゼルス・エンゼルスでメジャー初昇格。翌14年には16勝を挙げて、同年オフに行われた日米野球にも出場した。15年以降も先発陣の一角として活躍。18年には大谷翔平とともに開幕ローテを形成したが、負傷の影響もあり、成績は徐々に下降。昨シーズンは、ミネソタ・ツインズで前田健太とともにプレーした後、自由契約を経て8月からサンフランシスコ・ジャイアンツとマイナー契約を結んでいた。

メジャーの移籍情報を扱う「Trade Rumors」も今回の移籍劇を報道。「(巨人では)ローテーションの要となる役割を担うことになりそうだ。シューメーカーは9月に35歳になったが、彼の長い実績(662回2/3を投げて防御率4.24)を考えると、日本で良い成績を収めれば、次のオフシーズンにMLBのレーダーに再び現れてもおかしくはないだろう」と記し、今季の活躍次第ではメジャー復帰の可能性もあるとした。

巨人、V奪回の切り札となるのか。トレードマークの豊かなひげも剃ったようで、心機一転日本での活躍が期待される。

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文・SPREAD編集部