【MLB】大谷翔平、史上初ダブル規定の快挙に「歴史を作った!」「SUGOI」と現地絶賛 “サイ・ヤング賞”5度の大投手に並ぶ記録も

規定投球回に到達し、規定打席との“ダブル規定”を達成した大谷翔平(C)Getty Images

ロサンゼルス・エンゼルス大谷翔平は5日(日本時間6日)、敵地でのオークランド・アスレチックス戦に「3番DH・投手」のリアル二刀流で出場。マウンドでの大谷は4回1/3を無安打5奪三振に抑える快投で躍動。しかし、5回に四球、二塁打からの犠牲フライで失点を許した後、指先を気にする様子を見せ5回終了後に降板、5回1安打6奪三振1失点だった。

打者としては、初回の第1打席に右前打で今季160安打目を記録。試合はエンゼルスが2-3で敗れ、大谷は15勝9敗で今季を終えた。

◆【実際の映像】大谷翔平、史上初ダブル規定達成の瞬間!今季ラスト登板で規定投球回到達

■史上初の“ダブル規定”達成で「公式になった!」と現地大喜び

今季最終戦のマウンドに上がった大谷は、初回のアスレチックス打線をきっちり三者凡退に抑え、残り「1」としていた規定投球回数をクリアした。

エンゼルスの広報は公式ツイッターで「ショウヘイ・オオタニが今季162イニングを達成。そして正式に、打者・投手として同一年でリーグの記録資格(規定打席、規定投球回)を得た最初の選手となりました」と投稿。また、エンゼルス広報マネージャー、マット・バーチ氏は「“出場試合数”はMVPの投票ルールに含まれている。1シーズンでオオタニより多く出場した選手はいない。打者として157試合以上、投手として28試合。出場試合数でア・リーグトップ10に入り、かつ投手部門のリーダーボードに名を連ねることができる」と紹介。

『MLB.com』のエンゼルス番、レット・ボリンジャー記者、『ロサンゼルス・タイムズ』のサラ・バレンズエラ記者らが相次いで速報をツイート。さらに元『ジ・アスレチック』のブレント・マグワイア氏はこの快挙に「信じられないような内容だ」とコメントし、中継局『バリー・スポーツ・ウエスト』の解説、マーク・グビザ氏は「公式になった!オオタニが歴史を作った!1回を完封し、打者と投手の資格(ダブル規定)を獲得!MLB史上初の快挙。SUGOI」と興奮を抑えきれない様子を見せた。

■5回に突然の降板……マメが原因か?現地記者が伝える

規定投球回数をクリアした大谷は、2回以降もマウンドで支配的な投球を続けた。前出のマグワイア氏は「オオタニは、意外なことではないかもしれないが、マウンドで(相手を)抑え込んでいる。彼のシーズン防御率は2.32(実際は2.33)になった」とツイートすると、3回終了後には、「打者9人を抑えつけた。ここまでわずか38球で、4三振を奪っている」と絶賛した。

大谷はその後も快投を続けるも、5回途中に指先を気にする様子を見せ、6回にルーキーのナッシュ・ウォルターにマウンドを譲った。『ロサンゼルス・タイムズ』のサラ・バレンズエラ記者によると、「オオタニはマイク・フロスタッド(ヘッドトレーナー)とともにクラブハウスに入った」という。

『オレンジカウンティ・レジスター』のジェフ・フレッチャー記者もファンからの「どこか痛めたのか?」という質問に、「それはわからない。(マウンドに)トレーナーが来た後も、別のバッターと対決したし、打者としても出ている。ただのマメかもしれない。あるいは、今季はもう十分仕事をしたと(ベンチが)判断したのかもしれない」と伝えた。

今季最終戦を勝利で飾ることはできなかったが、大谷は166イニングを投げ、219奪三振、44与四球、防御率2.33、FIP(被本塁打、与四死球、奪三振のみで投手を評価する指標)2.40、WHIP(投球回あたり与四球・被安打数合計)1.01、K/9(9イニングあたりの奪三振数)11.9の記録を残した。これは、「1997年にランディ・ジョンソンが残した記録と同等」と、エンゼルス広報のマット・バーチ氏が伝えている。大谷は米殿堂入りを果たした、サイ・ヤング賞5度受賞、通算4875奪三振(歴代2位)の大投手と肩を並べた。

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文●澤 良憲(Yoshi Sawa)


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