【MLB】サンフランシスコ・ジャイアンツのユニを着た千賀滉大が登場 地元紙は「トップターゲットになる」と指摘

 

【MLB】サンフランシスコ・ジャイアンツのユニを着た千賀滉大が登場 地元紙は「トップターゲットになる」と指摘
侍ジャパンなど国際試合でも存在感を発揮してきた千賀滉大(C)Getty Images

福岡ソフトバンクホークスから海外FA権を行使し、メジャー移籍を目指している千賀滉大に対する注目度が高まっている。

◆「どのチームでも通用する」千賀滉大が上位にランクイン 米メディアがFA市場トップ50発表

すでに大谷翔平が所属するロサンゼルス・エンゼルスやテキサス・レンジャーズ、ロサンゼルス・ドジャースなどが移籍先候補として挙がっているが、ここに来てサンフランシスコ・ジャイアンツの名前が急浮上。本拠地スタジアムの大型ビジョンにジャイアンツのユニフォームをまとった千賀の姿(合成画像)が映し出され、話題となった。米メディアの話を総合すると11球団ほどが千賀に興味を持っているとされ、争奪戦がヒートアップしている模様だ。

■「彼のサンフランシスコ訪問は間近」

SNSに投稿された1枚の写真が波紋を呼んだ。

ジャイアンツの本拠地オラクル・パークの大型ビジョンに映し出されたのは、同チームのユニフォームを着用した千賀。

写真は、その様子を球場外から撮影したもので、ジャイアンツ情報サイトの編集者マーク・デルリッチ氏が偶然収めた。同氏は「写真ではあまり見えないかもしれないが、今オラクル・パークの近くを通ったら、スタジアムにジャイアンツのユニフォームを着たNPBのスター、コウダイ・センガがライトアップされている。フリーエージェントとなった右腕に球団が興味を示していると報道されていたが、彼の訪問は間近のようだ」とツイート。これが拡散され、一気に移籍先候補としてジャイアンツがクローズアップされた。

突如現れた今回の合成画像について、その制作理由は明らかにされていないが、当然、千賀本人か代理人が話し合いのために同球場を訪問したか、今後訪問する予定で、歓迎の意を表すメッセージとして作られたと考えるのが妥当だ。

Advertisement


■編成責任者「見事なパフォーマンス」

地元紙『サンフランシスコ・クロニクル』もジャイアンツが千賀をリサーチしていることを伝えており、編成担当責任者であるファルハン・ザイディ氏の「彼のパフォーマンスは見事だ。素晴らしい速球を持っていて、100マイル(約160キロ)にも到達する。また、我々はパフォーマンスだけでなく、彼の投球スタイルや彼がメジャーでアジャストするために、どのような調整が必要になるのか、という点も見ている」というコメントを掲載した。

同氏は千賀について、「90マイルを超える速球と、投げた瞬間は速球と見紛うが、その後に大きく落ちるスプリットとの組み合わせが武器」と紹介。また、時折投げるカーブやスライダーも平均点以上と称賛した。ジャイアンツはエース左腕カルロス・ロドンがフリーエージェントとなり、ローテーションの補強が急務。同紙は「球団フロントは、ロドンが他のチームと契約した場合の後任を準備しなければならない。ソフトバンクのエース、コウダイ・センガがトップターゲットになる可能性がある」と指摘した。

アレックス・ウッド、アレックス・コブ、カルロス・ロドンら一度故障したもののジャイアンツで輝きを取り戻した投手も数多くおり、同じく故障歴のある千賀にとって悪くないチームかもしれない。

◆FA宣言の千賀滉大“争奪戦”勃発か 「魅力的な選択肢」と複数球団リストアップ

◆公式サイトがFA千賀滉大を「プロ野球最高の投手」と紹介 奪三振率10.3にも注目

◆鈴木誠也や千賀滉大だけじゃない 米専門サイトが将来のMLB挑戦を期待する5選手

文●SPREAD編集部