ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平は26日(日本時間27日)、敵地でのニューヨーク・メッツ戦に「2番DH」で先発出場。初回の第1打席に二塁打、2回の第2打席に三塁打を放った。
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■「投手大谷」は今季終了も…
23日(同24日)の先発登板で右ひじ内側側副靭帯(UCL)を損傷し、投手として今季の残り試合で登板しないことになった大谷。しかし、打者としてその心配を払拭する活躍をみせる。
大谷は初回1死走者なしで迎えた第1打席、相手先発のカルロス・カラスコの8球目の速球を捉え、右中間への二塁打。続くブランドン・ドルーリーの左前打では、一度は二塁へ戻りかけるも打球を見て再スタート。そのまま俊足を活かしホームを陥れた。
2回2死一塁で迎えた第2打席にも、カラスコの2球目スライダーを捉えると、今後は右翼線へ。打球が転がる間に俊足を飛ばし三塁へ到達し、チーム4点目の適時打をマーク。今季8度目の三塁打でボビー・ウィットJr.(カンザスシティ・ロイヤルズ)に並び、リーグトップタイとした。
さらに、大谷は4回2死走者なしから四球を選ぶと、二塁へ今季18個目、三塁へ19個目の盗塁を決め足でも魅せた。
大谷のこの俊足ぶりに現地記者も注目。MLB公式のサラ・ラングス記者は自身のX(旧Twitter)で「これはショウヘイ・オオタニにとって1試合で複数の長打と盗塁を決めたキャリア初の試合となった」と紹介。ちなみに、エンゼルスの選手としては2014年5月11日にハウィー・ケンドリックが記録して以来だという。
周囲の心配をよそにハッスルプレーを続ける大谷。パワーだけでない“規格外”のスピードを合わせ持つ躍動ぶりからは目が離せない。
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文●SPREAD編集部