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【MLB】「エースの働きに期待」千賀滉大、ダルビッシュ有らの来季は……米データサイトの成績予想

 

【MLB】「エースの働きに期待」千賀滉大、ダルビッシュ有らの来季は……米データサイトの成績予想
今季202奪三振、規定投球回にも届いたニューヨーク・メッツの千賀滉大(C)Getty Images

MLB公式は11月30日(日本時間12月1日)、今季もっとも活躍した指名打者(DH)に贈られる「エドガー・マルティネス賞」に大谷翔平投手を選出。これで、主な賞レースは「オールMLBチーム」と「ハンク・アーロン賞」を残すのみとなった。

4日から7日(同5日から8日)には、米テネシー州ナッシュビルで各球団の幹部や監督、代理人などが一堂に会するオフシーズン最大のイベント、ウインターミーティングが開催。来季へ向けた動きが、いよいよ本格化する。

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■課題の四球率改善に期待

今季、ナ・リーグ東地区のニューヨーク・メッツに入団した千賀滉大投手。29試合に先発し、166回1/3を投げ規定投球回に到達。12勝7敗、ナ・リーグ2位の防御率2.98、202奪三振の堂々たる成績でメジャー1年目を終えた。

中でも、代名詞の決め球「お化けフォーク」は海を渡っても健在で、被打率.110、打者スイング時の空振り率は59.5%に到達、202奪三振のうち110個を占め、被弾もわずか1本と最後まで強打者たちを手玉に取った。

米データサイト『fangraphs』の予測システム「Steamer(スチーマー)」では、来季の千賀の成績を12勝10敗、防御率3.78、216奪三振とやや辛口予想。メジャー下位15%と振るわなかった四球率に関しては、今季の11.1%から9.9%まで改善すると予測を立てている。

■ダルビッシュはWBCからフル回転の1年に

サンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有(C)Getty Images

メジャー12年目、サンディエゴ・パドレスダルビッシュ有投手は、24試合に先発し、136回1/3を投げ8勝10敗、防御率4.56。右肘の炎症で8月25日(同26日)を最後に今季の登板を終えた。今季は3月開催のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)にも出場、侍ジャパンを世界一に導くなどフル回転の活躍で疲労も相当蓄積していたと思われる。

8月には37歳を迎えたが、昨季オフにはパドレスと6年の契約延長。「Steamer」は来季29先発で11勝10敗、防御率4.16と予想。奪三振率が徐々に減少している点も反映されているが、ほぼ同等のパフォーマンスを見せると評価している。

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そのほか、「Steamer」は来季の前田健太投手を9勝10敗、防御率4.09、菊池雄星投手を10勝9敗、防御率4.03と予想。また、藤浪晋太郎投手は四球率が改善し、失点が大幅に減少すると期待。リリーフとして65試合に登板し3勝3敗、防御率4.04と見込んでいるが、果たしてどうなるか。

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(H.Ariga/SPREAD編集部)