3月からスタートするWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)2026。日本と同じくプールCの韓国代表は、ロースターで投手陣15人、野手陣15人の計30名を選出した。
前回大会ではドジャースのトミー・エドマン内野手が韓国系アメリカ人として選出されたが、今回も複数のメジャーリーガーが名を連ねている。当記事では、MLBのキャリアがある選手を中心にWBC 2026韓国代表チームの注目選手を紹介していこう。
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📑 この記事の内容
WBC 2026韓国代表の注目投手|ダニング&オブライエン
投手陣では、マリナーズ傘下のデーン・ダニング投手、カージナルスのライリー・オブライエン投手の2人に注目が集まる。
デーン・ダニング(マリナーズ傘下)──打たせて取るゴロ率の高さが武器
昨シーズンはレンジャースで5試合に登板、防御率3.38の成績を残したダニング。シーズン途中でブレーブスにトレードとなり、新天地では7登板で防御率10.80。10月には40人枠から外れるなど本調子とは言い難いシーズンではあったが、キャリアハイだった2023年には12勝をあげワールドシリーズ制覇に貢献するなど、メジャーの舞台でもしっかりと先発の役割を果たせている。90マイル中盤の4シームと球速はそこまで速くないものの、キャリアを通じて非常に高いGB%(ゴロ率)を誇っており、カッターを武器に打たせて取るタイプのピッチャーである点に注目したい。
【動画】ダニングの投球ハイライト
ライリー・オブライエン(カージナルス)──最速160km/h超の高速シンカーで救援の柱
そして、救援の中心となりそうなのがオブライエンだ。昨シーズンは42試合に登板、3勝1敗6セーブ、防御率2.06、奪三振45、WHIP1.15という安定した成績でブレイクを果たした。最速160km/hを超える高速シンカーは、侍ジャパンの面々も苦戦を強いられることが予想される。
【動画】リリーフでの活躍が期待されるオブライエン
大ベテラン・リュ・ヒョンジンの参戦|MLB通算78勝の国際大会経験者
他にも投手陣ではMLB通算78勝をあげたリュ・ヒョンジン投手もロースター入りしている。金メダルを獲得した2008年の北京五輪、準優勝の好成績を収めた2009年WBCと国際舞台の経験も豊富な大ベテランの参戦は心強い限りだろう。特筆すべきはその制球力で、与四球率4.4%はKBO全体で3位と健在ぶりを発揮している。
WBC 2026韓国代表の注目野手|ジョーンズ・イ・ジョンフ・キム・ヘソン
一方、野手陣ではアストロズのシェイ・ウィットコム内野手、タイガースのジャマイ・ジョーンズ外野手の参加が決定している。ウィットコムは2024年メジャーデビューの若手ということもありスタメンでの起用は未知数だが、ジョーンズは韓国打線の中軸を担うことが予想される。
ジャマイ・ジョーンズ(タイガース)──OPS.937のパワーヒッターがクリーンナップへ
昨シーズンは72試合に出場し、打率.287、本塁打7本、打点23、OPS.937と試合数が少ないながらも力強い打撃をみせた。韓国代表ではポイントゲッターとしてクリーンナップでの起用が濃厚だ。
【動画】ジョーンズの本塁打シーン
イ・ジョンフ(ジャイアンツ)──メジャー3年目の真価が問われるWBC
ジャイアンツのイ・ジョンフ外野手は、けがの影響もありルーキーイヤーは目立った成績が残せなかったが、昨シーズンは150試合に出場、打率.266、本塁打8、打点55、OPS.734とメジャーにアジャスト。真価が問われる3年目を前にしてWBCで活躍できるかに期待が高まる。
キム・ヘソン(ドジャース)──常勝軍団で鍛えられた守備と機動力
また、昨年は主に守備・代走要員だったキム・ヘソンだが、韓国代表では上位打線での活躍が見込まれる。常勝軍団ドジャースで71試合に出場、打率.280、本塁打3、打点17、OPS.699と1年目としては及第点の成績を残した。
怪我で不在のキム・ハソン&ソン・ソンムン|「史上最強の内野陣」は幻に
また本来であれば、ブレーブスのキム・ハソン内野手、パドレスのソン・ソンムン内野手らが追加される予想だったが、けがにより選出が見送られた。二人が参戦していれば、キム・ヘソンも加えて韓国代表史上最強とも言われる内野陣が日本代表の前に立ちはだかっただろう。
それでも日本同様、これまで以上にMLB経験者が多く参加することになったWBC韓国代表。実力は十分なだけに、4大会ぶりとなる1次ラウンド突破ができるのか期待が高まる。
WBC 2026 韓国代表ロースター一覧(全30名)
WBC 2026韓国代表に選出された全30名のロースターは以下の通り。投手15名・捕手2名・内野手7名・外野手6名の構成で、MLB所属・傘下の選手は赤太字で表示している。
| 背番号 | Pos | 選手名 | 所属 | 投打 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 投手 | 高永表(コ・ヨンピョ) | KTウィズ | 右投右打 |
| 11 | 投手 | 趙丙炫(チョ・ビョンヒョン) | SSGランダース | 右投右打 |
| 14 | 投手 | 金榮奎(キム・ヨンギュ) | NCダイノス | 左投左打 |
| 18 | 投手 | 元兌仁(ウォン・テイン) | サムスン・ライオンズ | 右投右打 |
| 19 | 投手 | 高祐錫(コ・ウスク) | タイガース傘下 | 右投右打 |
| 29 | 投手 | 孫珠瑛(ソン・ジュヨン) | LGツインズ | 左投左打 |
| 30 | 投手 | 蘇ヒョン準(ソ・ヒョンジュン) | KTウィズ | 右投右打 |
| 33 | 投手 | デーン・ダニング | マリナーズ傘下 | 右投右打 |
| 38 | 投手 | 盧景銀(ノ・ギョンウン) | SSGランダース | 右投右打 |
| 47 | 投手 | 郭斌(クァク・ビン) | 斗山ベアーズ | 右投右打 |
| 55 | 投手 | ライリー・オブライエン | カージナルス | 右投右打 |
| 60 | 投手 | 朴英賢(パク・ヨンヒョン) | KTウィズ | 右投右打 |
| 61 | 投手 | 鄭宇宙(チョン・ウジュ) | ハンファ・イーグルス | 右投右打 |
| 66 | 投手 | 宋昇基(ソン・スンギ) | LGツインズ | 左投左打 |
| 99 | 投手 | 柳賢振(リュ・ヒョンジン) | ハンファ・イーグルス | 左投右打 |
| 13 | 捕手 | 崔在勲(チェ・ジェフン) | ハンファ・イーグルス | 右投右打 |
| 27 | 捕手 | 朴東原(パク・ドンウォン) | LGツインズ | 右投右打 |
| 2 | 内野手 | 文保景(ムン・ボギョン) | LGツインズ | 右投左打 |
| 3 | 内野手 | 金慧成(キム・ヘソン) | ドジャース | 右投左打 |
| 4 | 内野手 | 申ミン宰(シン・ミンジェ) | LGツインズ | 右投左打 |
| 5 | 内野手 | 金倒永(キム・ドヨン) | KIAタイガース | 右投右打 |
| 7 | 内野手 | 金周元(キム・ジュウォン) | NCダイノス | 右投両打 |
| 8 | 内野手 | 盧施煥(ノ・シファン) | ハンファ・イーグルス | 右投右打 |
| 10 | 内野手 | シェイ・ウィットコム | アストロズ | 右投右打 |
| 15 | 外野手 | ジャマイ・ジョーンズ | タイガース | 右投右打 |
| 17 | 外野手 | 朴海旻(パク・ヘミン) | LGツインズ | 右投左打 |
| 22 | 外野手 | 李政厚(イ・ジョンフ) | ジャイアンツ | 右投左打 |
| 23 | 外野手 | 安賢民(アン・ヒョンミン) | KTウィズ | 右投右打 |
| 51 | 外野手 | 文賢彬(ムン・ヒョンビン) | ハンファ・イーグルス | 右投左打 |
| 65 | 外野手 | 具滋昱(ク・ジャウク) | サムスン・ライオンズ | 右投左打 |
※所属は2026年WBC開催時点|赤太字=MLB所属・傘下選手
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