日本代表MFの久保建英が所属するレアル・ソシエダは23日(日本時間24日)、ラ・リーガ第26節でビジャレアルと対戦。1-3で敗れた。
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■最後まで反撃の姿勢崩さず
4-3-3のフォーメーションでスタートしたレアル・ソシエダは、立ち上がりからボールを保持して敵陣に押し込んだ。しかし、7分にアンデル・バレネチェアが負傷交代すると不穏な空気が漂い始め、相手の鋭いチェイシングに手を焼くシーンが徐々に散見。16分には自陣でのミスを突かれピンチとなり、なんとか凌いだものの、与えたCKから失点した。
苦しいゲームのなかでも前節のマジョルカ戦でゴールを決めた久保は、4分に得意の右サイドでドリブル突破し好調ぶりを見せた。13分にはアマリ・トラオレへスルーパスを送り、直後の14分にはCKのキッカーを務め、正確なクロスで決定機を演出。22分にはペナルティエリア内でカットインから左足を振り抜き、24分にも同じようなエリア、仕掛けでゴールを狙うも、シュートは相手DFにブロックされた。
後半の立ち上がりとなる47分に2失点目を喫し、そこから反転攻勢を見せたチームの中心となったのが久保だ。50分にこぼれ球を拾ってミドルを狙い、60分には相手DFとGKの間に絶妙なクロスを送り込む。その後も味方とのコンビネーションから敵陣深いエリアまで侵入する場面も多く、86分には右サイドをドリブル突破してクロスを上げた流れから、ミケル・メリーノのゴールが生まれた。
スペイン大手紙の『MUNDO DEPORTIVO』は、久保のプレーを次のように評価した。
「決して隠れずにボールを要求したが、時に判断に苦しみ、チャンスを逃した。素晴らしいクロスとゴール前のプレー。何度となく溢れんばかりのプレーを繰り返した」
チームは後半アディショナルタイムにも失点して1-3で敗戦。久保にとってもゴールやアシストといった結果を残せず悔しい一戦となった一方で、最後まで反撃の姿勢を崩さなかった奮闘ぶりは称えられて然るべきパフォーマンスであった。
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文●SPREAD編集部