ドジャースが今オフに再契約を目指しているのがテオスカー・ヘルナンデス外野手。2024年シーズンは33本塁打を放ち世界一奪取に貢献したスラッガーだが、獲得に向けた交渉は停滞しているとされる。
そんななか、ここにきて代替案として浮上しているのがカブスの鈴木誠也外野手。ドジャースの現地メディアも候補選手のひとりに挙げ、獲得の可能性について報じている。
◆ドジャースがテオスカーの交渉停滞で鈴木誠也に注目? カブスではDH起用が既定路線、大谷翔平とタッグ結成の可能性も
■ロバートJr.とともに代替案に指名
ドジャースは最大の注目銘柄であったフアン・ソト外野手の争奪戦に敗れ、T・ヘルナンデスとの再契約は既定路線とされてきた。しかし、各球団との争奪戦になっており古巣のブルージェイズなどが浮上。代わりの外野手獲得を求められる可能性が出てきた。
現地メディア『ドジャース・ネーション』が候補のひとりに挙げたのが鈴木。「ドジャースがテオスカー・ヘルナンデスの代わりとして2つの大型トレードを検討中」と題された記事で、ホワイトソックスのルイス・ロバートJr.外野手と並び、ドジャースが代替案とする可能性を伝えている。
記事内では、「右翼手のセイヤ・スズキは2年連続で好調なシーズンを終えた。日本生まれの外野手は、打率(.283)、長打率(.482)、OPS(.848)、三塁打(6)でナショナルリーグのトップ10入りしている」とその安定した打撃スタッツに言及している。
一方でカブスでの鈴木の置かれた状況についても述べられており、アストロズからカイル・タッカー外野手を獲得したことにより、「スズキはフルタイムのDHとしてプレーする可能性が高い」と指摘。
「カブスは彼がフルタイムでの役割を望まないかもしれない」と外野手起用を求めているとし、「その可能性だけでも彼がトレードに賛同する可能性は強まっている」と現時点で外野のポジションが埋まっていないドジャース移籍の可能性はあり得ると見ている。
T・ヘルナンデスの再獲得が進まないなかで浮上してきた鈴木のドジャース移籍。はたして、大谷翔平投手やムーキー・ベッツ内野手らと来季のラインナップに並ぶ姿は見られるのか。
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