レイカーズは9日（日本時間10日）、この日クリプトドットコム・アリーナで開催予定だったホーネッツ戦について、試合を延期すると発表した。
カリフォルニア州ロサンゼルス近郊で発生している山火事の影響によるもので、代替日などは後日発表されるという。また、米メディアはレイカーズのJ.J.レディック・ヘッドコーチの自宅が焼失したと報じている。
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■J.J.レディック「家族は避難しました」
米スポーツ専門局『ESPN』のシャムス・シャラニア記者は同日、自身のX（旧ツイッター）を更新。「ロサンゼルスでの悲惨な火災は多くの人々に影響を及ぼしており、レイカーズのヘッドコーチであるJ.J.レディックを含むチーム関係者も被害を受けました。レディックは自宅を失いました」と伝えた。
大規模な山火事は少なくとも5つのエリアで発生しており、同HCの自宅は被害が最も大きいとみられる高級住宅街パシフィックパリセーズにあるという。
同HCは7日（同8日）の試合前会見で「まず、パリセーズにいる皆さんに思いを寄せ、祈りを捧げたいと思います。そこは私が住んでいる場所です。私の家族、妻の家族、妻の双子の妹も避難しました。今、多くの人々が不安に感じているのを知っています。私の家族もそうです。状況を聞く限りでは……。多くの人が恐れていることは間違いありません。本当に皆さんの安全を祈っています。無事であることを願っています」とコメントしていた。
また、パシフィックパリセーズにはウォリアーズのスティーブ・カーHCの実家もあり、焼失したという。
■「被害を受けた方々に思いを寄せる」
試合延期を決めたレイカーズは「この信じがたい状況により被害を受けたすべての方々に思いを寄せています。また、このような時に私たちを助けてくれる消防士や支援者の皆様に深い感謝を申し上げます」と声明を発表。
チームの大黒柱レブロン・ジェームズも自身のXに「南カリフォルニアの皆さんの無事を祈っています」とつづった。
ロサンゼルスのプロスポーツでは8日（同9日）にクリプトドットコム・アリーナで行われる予定だったNHLの試合（キングズ vs. フレームズ）が延期となったほか、NFLチャージャーズなども練習時間を短縮するなど影響が広がっているという。
地元紙『ロサンゼルス・タイムズ』は今回の山火事で数千人が家を失い、少なくとも5人の死亡が確認されていると伝えた。
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