昨季は打者(DH)に専念したが、今季は投手としての復帰も目指すドジャースの大谷翔平投手。「二刀流」の完全復活に期待するのは、ファンだけでなくチームメートも同じ。エース格のタイラー・グラスノー投手は先日、米ポッドキャスト番組『クリス・ローズ・ローテーション』に出演し、「彼が二刀流を行う上でのルーティンに興味がある」と明かした。
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■「打って投げる姿を見るのは興味深い」
大谷と同じくドジャースで2年目を迎えるグラスノーは先日、『クリス・ローズ・ローテーション』に出演し、新シーズンについて言及。その中で、唯一無二の「二刀流」として大谷がどのように実力を発揮しているのか、そのためにグラウンド内外で何をどう行っているのか、調整方法を見るのが楽しみだと明かした。
「毎日のように打ち、そしてマウンドに戻って投げるショウヘイの姿を見られるのは、本当に興味深いことだよ。彼のルーティン全体や、それをシーズン通してどのようにこなしていくのか、そのあたりを見るのが一番の楽しみだね」と声を弾ませた。
さらに「トレーニングの面や1週間を通してどんなことをするのか。最終的には彼自身がやり方を見つけなければならないだろうけど、それを間近で見るのは僕にとってもすごくいい経験になると思う」とした。
■米メディア「最前列で見たいと願う」
このコメントを受けて、米メディア『Athlon Sports』は、「ショウヘイ・オオタニのチームメートは、彼のトレーニング過程を最前列で見たいと願う」と紹介。また、『Dodger Blue』も「タイラー・グラスノー、ショウヘイ・オオタニの二刀流ルーティンを楽しみにしている」と題して記事を公開した。
長身のイケメン投手として日本でも高い人気を誇るグラスノー。昨季は8月に右肘腱炎で負傷者リスト(IL)入り。その後リハビリに励んでいたが、9月には右肘の捻挫も発症し、そのままシーズンを終えた。22回の先発で9勝6敗、防御率3.49、9イニングあたりの奪三振は11.3だった。
ドジャースの今季先発ローテーションは、当面5人で回す予定となっている。山本由伸、佐々木朗希、ブレイク・スネル、そしてグラスノーまでは決定。最後の1枠をダスティン・メイとトニー・ゴンソリンで争う構図となっている。
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